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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成の手引


13.4.4 トリガタイプfirstの特別な使用例

トリガタイプがfirstのアプリケーションキューに追加のメッセージが到着したときにすでにメッセージがある場合は,通常,キューマネジャは追加のトリガメッセージを生成しません。しかし,キューを処理するアプリケーションで(アプリケーションの終了やシステム障害などのため)キューをオープンできないこともあります。不正なアプリケーション名がプロセス定義オブジェクトに設定された場合,キューを処理するアプリケーションはメッセージを取り出しません。この場合に追加のメッセージがアプリケーションキューに到着しても,メッセージを処理するサーバが動作していないことになります。

これに対処するには,該当するキューの最後のトリガメッセージを生成してから一定の時間が経過した場合にだけ,追加メッセージがアプリケーションキューに到着したときにキューマネジャで追加のトリガメッセージを生成するようにします。この時間はキューマネジャのTriggerInterval属性に指定します。TP1/Message Queueの場合,デフォルトの値は999999999ミリ秒です。

アプリケーションで使用するためにトリガ間隔を指定するときには,次に示す項目について検討してください。