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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成の手引


13.4.3 トリガタイプdepthの使用例

飛行機,ホテル,レンタルカー,およびその他チケットの予約を確認するために単一の問い合わせメッセージを生成する,旅行代理店アプリケーションを例とします。アプリケーションでは各項目を四つの問い合わせメッセージに分け,それぞれ別のあて先に送信します。応答キューにはdepthのトリガタイプ(TriggerDepth属性は4に設定)を指定し,四つの応答すべてが到着したときにだけアプリケーションを再度開始するようにできます。

四つの応答の最後よりも先に他メッセージ(別の問い合わせに基づく)が応答キューに到着する場合は,問い合わせアプリケーションが早期に開始されます。これを回避するには,問い合わせについての複数の応答を格納するためにdepthを使用するときに,各問い合わせについて常に新規の応答キューを使用してください。