11.1 オブジェクト属性の照会と設定の概要
属性はオブジェクトの性質を定義します。属性は,キューマネジャがオブジェクトを処理する方法に影響します。各オブジェクトの属性については,マニュアル「TP1/Message Queue プログラム作成リファレンス」を参照してください。
オブジェクトの属性は定義時に設定されますが,あとから運用コマンドで変更できる属性もあります。
MQINQ命令を使用するとこれらの属性の現在の値を照会できます。MQSET命令を使用すると幾つかのキュー属性を変更できます。キュー以外のオブジェクトの属性はMQI命令では変更できません。
MQINQ命令とMQSET命令では,照会または設定したい属性を識別するためにセレクタの配列を使用します。操作可能な各属性にセレクタがあります。セレクタの名前には,種類ごとのプリフィクスがあります。
- MQCA_
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文字データ(キュー名など)の属性を表すセレクタ
- MQIA_
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数値(メッセージ登録数など)または定数値(トランザクション有効性など)の属性を表すセレクタ
MQINQ命令またはMQSET命令を使用する前には,アプリケーションをキューマネジャに接続し,属性の照会または設定を実行したいオブジェクトをMQOPEN命令でオープンしてください。これらの操作については,「7. キューマネジャの接続と切り離し」および「8. オブジェクトのオープンとクローズ」を参照してください。