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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成の手引


3.10 ロールバックされたメッセージ

トランザクション制御下でキューからのメッセージを処理するとき,トランザクションは一つ以上のメッセージで構成されます。ロールバックが発生する場合,キューから取り出されたメッセージはキューに戻され,ほかのトランザクションで再度処理できるようになります。特定メッセージの処理で問題が発生する場合,再度,ロールバックされます。これによって処理がループします。キューに登録されたメッセージは削除されます。

このようなループに入ったメッセージをアプリケーションで検出するには,MQMD構造体のBackoutCountフィールドを調べてください。アプリケーションで状態を修正したり,オペレータに警告を発行したりできます。

TP1/Message QueueでサポートするHardenGetBackout属性はMQQA_BACKOUT_NOT_HARDENEDです。

メッセージのコミットとロールバックについては,「12. コミットとロールバック」を参照してください。