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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成の手引


3.5 メッセージ優先度

メッセージをキューに登録するときにメッセージの優先度(MQMD構造体のPriorityフィールド)を指定します。メッセージ優先度の数値を指定するか,またはキューのデフォルトの優先度を指定します。

キューのMsgDeliverySequence属性には,メッセージがFIFOでキューに格納されるか,優先度付きのFIFOで格納されるかを設定します。MsgDeliverySequence属性がMQMDS_PRIORITYに設定されると,メッセージはメッセージ記述子のPriorityフィールドに指定された優先度でキューに格納され,MQMDS_FIFOに設定されるとキューのデフォルトの優先度で格納されます。同じ優先度のメッセージは到着順にキューに格納されます。

キューのDefPriority属性には,キューに登録されるメッセージのデフォルトの優先度を設定します。キューを作成するときにこの属性を設定しますが,あとから変更できます。別名キュー,およびリモートキューのローカル定義は,基となるベースキューとは異なる優先度を設定できます。

キューマネジャのMaxPriority属性には,キューマネジャによって処理されたメッセージに設定される優先度の最大値を設定します。ユーザはこの属性の値を変更できません。TP1/Message Queueではこの属性の値は9です。ユーザは0(最低)から9(最高)までの優先度を持つメッセージを作成できます。