3.4.2 メッセージデータの形式
次に示すデータを指定できます。
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アプリケーションデータの形式（Formatフィールド）
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文字データの文字セット（CodedCharSetIdフィールド）
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数値データの形式（Encodingフィールド）
各フィールドについて説明します。
- Format
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このフィールドは，メッセージの受信側にメッセージ内のアプリケーションデータの形式を示します。
キューマネジャがメッセージを作成するときに，Formatフィールドを使用してメッセージの形式を識別することがあります。例えば，キューマネジャがメッセージを転送できないときに，メッセージをデッドレターキューに登録しますが，そのことを示すためにキューマネジャはメッセージにヘッダ（制御情報を含む）を追加して，Formatフィールドを変更します。
キューマネジャはMQFMT_STRINGのように"MQ"で始まる組み込みフォーマット名を持っています。それで不十分な場合は，ユーザは独自のフォーマットを設定できます。ただし，"MQ"で始まる名称は使用しないでください。
ユーザ独自の文字セットを作成して使用するときには，MQGMO_CONVERTオプションでメッセージを取り出すアプリケーションのために，データ変換をするUOCを記述してください。
- CodedCharSetId
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このフィールドは，メッセージ内にある文字データの文字セットを定義します。キューマネジャの文字セットを設定したい場合には，このフィールドはMQCCSI_Q_MGRにしてください。
メッセージをキューから取り出すときには，CodedCharSetIdフィールドの値を，アプリケーションで処理できる値と比較してください。二つの値が異なる場合には，メッセージ内の文字データを変換したり，データ変換をするUOCを使用したりしてください。
- Encoding
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このフィールドは，2進整数，10進パック形式整数，および浮動小数点の数値メッセージデータのマシンコード形式を定義します。これらのデータは通常，キューマネジャが動作する特定のコンピュータの形式にエンコードされます。
メッセージをキューに登録するとき，通常はMQENC_NATIVEをEncodingフィールドに指定します。これはアプリケーションが動作しているコンピュータの形式にメッセージデータをエンコードするということです。
メッセージをキューから取り出すときには，メッセージ記述子にあるEncodingフィールドの値を自コンピュータのMQENC_NATIVEの値と比較してください。二つの値が異なる場合には，メッセージ内の数値データを変換したり，データ変換をするUOCを使用したりしてください。