分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/User Agent編

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8.2 コネクション障害

コネクションの処理中に,障害の発生する個所の区分を次の図に示します。また,障害発生個所に応じたTP1/NET/User Agentの障害処理について,表8-13に示します。

図8-1 コネクション障害の発生個所

[図データ]

表8-13 コネクション障害の発生個所に応じた障害処理

障害発生個所 内容 メッセージログの出力内容 TP1/NET/User Agentの処理
1. コネクション確立時のリトライオーバ(下位層の障害,またはタイムアウトによるリトライ) コネクション障害
  • CERREVTを起動します。
  • コネクションを解放します。
    解放後は運用コマンド(mcftactcn)で再確立できます。
2. 入力キュー書き込みエラー(COPNEVT) メッセージ入力障害
  • メッセージを破棄します。
3. コネクション確立後のコネクション障害 コネクション障害
  • UA障害を処理します。
  • CERREVTを起動します。
  • コネクションを解放します。
    解放後は運用コマンド(mcftactcn)で再確立できます。
4. コネクション解放中のコネクション障害 コネクション障害
  • CERREVTを起動します。
  • コネクションを解放します。
    解放後は運用コマンド(mcftactcn)で再確立できます。
5. 入力キュー書き込みエラー(CCLSEVT) メッセージ入力障害
  • メッセージを破棄します。