分散アプリケーションサーバ TP1/LiNK 使用の手引

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TP1/LiNKのコマンド一覧

TP1/LiNKのコマンド一覧を次の表に示します。TP1/LiNKのコマンドを実行できるのは,OpenTP1管理者だけです。

表7-1 TP1/LiNKのコマンド一覧

機能 コマンド名 TP1/LiNKが稼働していない TP1/LiNKが稼働中 ユーザサーバの処理から実行※1 監査ログの出力
TP1/LiNKの開始/終了 TP1/LiNKの開始 ntbstart × ×
TP1/LiNKの終了 dcstop※2 × ×
ユーザサーバの開始 dcsvstrt ×
ユーザサーバの終了 dcsvstop※2 ×
稼働統計情報の管理 システム統計情報の取得開始,終了 dcstats ×
稼働統計情報の中間ファイルへの出力 jnlcopy ×
稼働統計情報の編集出力 jnlstts ×
稼働統計情報ファイルのスワップ jnlswpfg ×
リアルタイム統計情報管理 RTS(リアルタイム統計情報)ログファイルの編集出力 rtsedit※2 × ×
リアルタイム統計情報の標準出力への出力 rtsls※2 × × ×
リアルタイム統計情報の設定変更 rtsstats※2 × ×
システムの管理 マルチOpenTP1のセットアップと削除 dcsetupml × ×
マルチOpenTP1のインストール状態の表示 dcdls × ×
特定のTP1/LiNKにコマンドを入力するためのコマンドプロンプトの作成 dcmakecon × ×
保守資料の取得 dcrasget※2 ×
製品情報の表示 dcpplist※2 ×
共用メモリの状態表示 dcshmls※2 × ×
一時クローズ処理の実行状態の表示 rpcstat※2 × ×
メッセージログの管理 メッセージログファイルの内容表示 logcat※2 × ×
監査ログ管理 監査ログ機能の環境設定 dcauditsetup × ×
プロセスの管理 ユーザサーバの状態表示 prcls※2 × ×
ユーザサーバのサーチパスの変更 prcpath※2 ×
ユーザサーバのサーチパスの表示 prcpthls × ×
スケジュールの管理 プロセス数の変更 scdchprc※3 ×
スケジュールの閉塞 scdhold※2 ×
スケジュール状態の表示 scdls※2 × ×
スケジュール閉塞の解除 scdrles※2 ×
プロセスの停止および再起動 scdrsprc※3 ×
トランザクション機能の管理 トランザクションの強制コミット trncmt※2 ×
トランザクションの強制終了 trnfgt※2 ×
トランザクションの状態表示 trnls※2 × ×
トランザクションの強制ロールバック trnrbk※2 ×
ネーム管理 TP1/LiNK起動確認,キャッシュ削除 namalivechk※2 ×
ドメイン構成の変更(ドメイン定義ファイル使用) namchgfl※2 ×
起動通知情報の強制的無効化 namunavl※2 × ×
OpenTP1のサーバ情報の表示 namsvinf※2 ×
OpenTP1ノードのRPC抑止リストの操作 namblad※2 ×
ノードリスト情報の削除 namndrm※2 × ×
管理ノードの変更 nammstr※2 × ×
ノードリストファイルの内容表示 namnldsp※2 ×
ノードのオプション情報の変更 namndopt※2 ×
各種トレース情報の管理 RPCトレースの出力 rpcdump※2 × ×
UAPトレースの編集出力 uatdump × × ×
性能検証用トレース管理 性能検証用トレース情報編集解析 dcalzprf※4 × ×
トレース情報ファイルの編集出力 prfed※4 × ×
トレース情報ファイルの取り出し prfget※4,※5 ×
XAリソース管理 XARトランザクション状態の変更 xarforce※2 ×
XAリソースサービスの閉塞 xarhold※2 ×
XARトランザクション情報の表示 xarls※2 × ×
XAリソースサービスの閉塞解除 xarrles※2 ×
リモートAPI管理 リモートAPI機能に使用する定義の自動生成 rapdfgen※2 × ×
rapリスナーおよびrapサーバの状態表示 rapls※2 × × ×
rapサーバの限界監視時間の指定と強制停止 rapkill × ×
JP1連携 シナリオテンプレートからのTP1/LiNKのコマンドの実行 dcjcmdex※2 ×
定義ファイルのオペランドの指定 dcjchconf※2 × × ×
ドメイン定義ファイルの更新 dcjnamch※2
(凡例)
○:該当する条件で実行できます。
×:該当する条件では実行できません。
注※1
TP1/LiNKのライブラリ関数を使って,ユーザサーバからコマンドを実行することを示します。
注※2
コマンドの文法については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」のコマンド文法の説明を参照してください。TP1/LiNKの環境設定とTP1/Server Baseのシステムサービス定義との対応については,「付録E TP1/LiNKの環境設定とTP1/Server Baseシステムサービス定義との対応」を参照してください。
注※3
コマンドの文法については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」のコマンド文法の説明を参照してください。このコマンドの使用は,TP1/Extension 1をインストールしていることが前提です。TP1/Extension 1をインストールしていない場合の動作は保証できません。
注※4
コマンドの文法については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」のコマンド文法の説明を参照してください。性能検証用トレースの環境設定方法については,「4.4 TP1/LiNK拡張機能使用時の実行環境の設定」を参照してください。このコマンドの使用は,TP1/Extension 1をインストールしていることが前提です。TP1/Extension 1をインストールしていない場合の動作は保証できません。
注※5
次に示す-fオプションの値は,指定できません。
・_mc:MCF性能検証用トレース情報を取得します。
・_jl:JNL性能検証用トレース情報を取得します。
・_lk:LCK性能検証用トレース情報を取得します。