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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 クライアント使用の手引 TP1/Client/J編


1.1 クライアント機能の特長

TP1/Client/Jを使用すると,WWWブラウザで動作するJavaアプレット,Javaアプリケーション,およびアプリケーションサーバで動作するJavaサーブレットから,OpenTP1のサーバUAPへリモートプロシジャコールでサービスを要求できます。Javaアプレット,Javaアプリケーション,およびJavaサーブレットで作成したサービスを要求するプログラムをCUPといいます。CUPがサービスを要求できるサーバUAPは,OpenTP1のサービス提供プログラム(SPP)です。

TP1/Client/Jを使用すると,CUPが起動したSPPからトランザクションを起動することもできます。そのため,イントラネットおよびインターネット上の業務システムに分散OLTP環境を適用できます。また,CUPをJavaアプレット,Javaアプリケーション,およびJavaサーブレットで作成できるので,一つのCUPで幅広いプラットフォームをサポートできます。プラットフォームに合わせて複数のCUPを作成する必要はありません。

なお,このマニュアルでは,TP1/Server BaseとTP1/LiNKの総称として,TP1/Serverと記載します。TP1/Client/Jからの要求を処理できるTP1/Server Baseのバージョンは03-05以降となります。それ以前のバージョンでは動作しません。

CUPをJavaアプレット,Javaアプリケーション,およびJavaサーブレットで作成した場合のTP1/ServerとTP1/Client/Jの関係を,次の図に示します。

図1‒1 TP1/ServerとTP1/Client/Jの関係(Javaアプレットの場合)

[図データ]

JavaアプレットでCUPを作成した場合,CUPをWWWサーバで一括管理できます。CUPをクライアント側に配布する必要はありません。

図1‒2 TP1/ServerとTP1/Client/Jの関係(Javaアプリケーションの場合)

[図データ]

図1‒3 TP1/ServerとTP1/Client/Jの関係(Javaサーブレットの場合)

[図データ]