1.1 クライアント機能の特長
TP1/Client/Jを使用すると,WWWブラウザで動作するJavaアプレット,Javaアプリケーション,およびアプリケーションサーバで動作するJavaサーブレットから,OpenTP1のサーバUAPへリモートプロシジャコールでサービスを要求できます。Javaアプレット,Javaアプリケーション,およびJavaサーブレットで作成したサービスを要求するプログラムをCUPといいます。CUPがサービスを要求できるサーバUAPは,OpenTP1のサービス提供プログラム(SPP)です。
TP1/Client/Jを使用すると,CUPが起動したSPPからトランザクションを起動することもできます。そのため,イントラネットおよびインターネット上の業務システムに分散OLTP環境を適用できます。また,CUPをJavaアプレット,Javaアプリケーション,およびJavaサーブレットで作成できるので,一つのCUPで幅広いプラットフォームをサポートできます。プラットフォームに合わせて複数のCUPを作成する必要はありません。
なお,このマニュアルでは,TP1/Server BaseとTP1/LiNKの総称として,TP1/Serverと記載します。TP1/Client/Jからの要求を処理できるTP1/Server Baseのバージョンは03-05以降となります。それ以前のバージョンでは動作しません。
CUPをJavaアプレット,Javaアプリケーション,およびJavaサーブレットで作成した場合のTP1/ServerとTP1/Client/Jの関係を,次の図に示します。
JavaアプレットでCUPを作成した場合,CUPをWWWサーバで一括管理できます。CUPをクライアント側に配布する必要はありません。