分散トランザクション処理機能 OpenTP1 メッセージ

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KFCA00907-E

リソースマネジャのXA関数でエラーが発生しました。
サーバ名:aa....aa,リソースマネジャ名:bb....bb,XA関数名:cc....cc,リターンコード=dd....dd,処置:ee....ee  (L+E)

トランザクション実行時,リソースマネジャに対して発行したXA関数がエラーリターンしました。
トランザクションの決着ができる場合は,決着させます。トランザクションの決着ができない場合は,該当するサーバまたはOpenTP1システムを異常終了します。異常終了後の回復処理で再度XA関数エラーが発生した場合は,トランザクションサービス定義のtrn_processing_in_rm_errorオペランドの指定に従った処置を実行します。
リソースマネジャで何らかの障害が発生している場合は,対策してください。また,この現象は,OpenTP1のトランザクション制御下で,XA連携をしているリソースマネジャのトランザクション制御機能を使用した場合や,XA連携時にリソースマネジャが禁止している機能を使用した場合などに発生することがあり,ほかのリソースと不整合になっている可能性があります。その場合はすべてのリソースを見直してください。
このメッセージの出力後,KFCA00908-Eメッセージで障害の詳細情報を出力します。
aa....aa:エラーが発生したサーバ名(8文字以内の英数字)
bb....bb:エラーが発生したリソースマネジャ名+リソースマネジャ拡張子(33文字以内の英数字)
cc....cc:エラーが発生したXA関数名(32文字以内の英数字)
dd....dd:XA関数のリターンコード
ee....ee:OpenTP1が取る処置
terminate:トランザクションをコミットまたはロールバックします。
server down:該当するサーバをアボートします。
system down:OpenTP1システムを強制停止します。
retry:トランザクションの決着をリトライします。
force:障害の発生したリソースマネジャを無視してトランザクションを決着します。
(S)トランザクションの決着ができる場合は,決着させます。トランザクションの決着ができない場合は,該当するサーバまたはOpenTP1システムを異常終了します。異常終了後の回復処理で再度XA関数エラーが発生した場合は,トランザクションサービス定義のtrn_processing_in_rm_errorオペランドの指定に従った処置を実行します。
(O)該当するサーバまたはOpenTP1が異常終了した場合は,このメッセージおよびKFCA00908-Eメッセージなどを基に該当するグローバルトランザクション内でアクセスしたすべてのリソースの状態を確認してください。リソース間の不整合が発生している場合は,障害となったリソースマネジャをアクセス禁止とし,リソースを回復するなどの処置を行ってください。必要に応じて,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」の障害事例と調査手順についての記載を参照してください。