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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


tambkup

〈このページの構成〉

名称

TAMファイルのバックアップ

形式

tambkup 〔-d〕 〔-o〕 {TAMファイル名 ファイル名|-s TAMファイル名}

機能

指定したTAMファイルの内容を,指定したファイルまたは標準出力にバックアップ出力します。

バックアップしたTAMファイルの内容は,tamrstrコマンドでリストアできます。

また,指定したTAMファイルのレコードを,指定したファイルにTAMデータファイルの形式で出力します。

オプション

●-d

TAMファイル内の有効レコードからユーザデータを抽出し,TAMデータファイルを作成します。作成するTAMデータファイルには,キー値を基に昇順にソートされたデータが格納されます。

-dオプションを指定したtambkupコマンドは,オンライン正常終了時,またはtamholdコマンドとtamrmコマンドの実行後に実行してください。

TAMファイル内に有効レコードがない場合は,エラーとなります。

TAMファイル内のレコード破壊を検知した場合は,エラーとなります。

●-o

オンライン中に,バックアップします。

このオプションは,対象となるTAMファイルがオンライン状態のときに有効です。

このオプションの指定を省略すると,オフライン状態でバックアップすることになります。この場合,次に示す手順でバックアップしてください。

  1. tamholdコマンドを実行してTAMテーブルを論理閉塞します。

  2. tamrmコマンドを実行して,論理閉塞したTAMテーブルをオンラインから切り離します。

  3. -oオプションを指定しないtambkupコマンドを実行して,TAMファイルをバックアップします。

●-s

バックアップを標準出力に出力する場合に指定します。

-dオプションと-oオプションは,同時には指定できません。

コマンド引数

●TAMファイル名  〜〈パス名〉

バックアップ元のTAMファイルの名称を完全パス名で指定します。

●ファイル名  〜〈パス名〉

バックアップ先のファイルの名称を指定します。

-dオプションを指定したときは,TAMデータファイル名を指定します。

-sオプションを指定した場合は,このコマンド引数は指定できません。

注意事項