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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


dcsetup

〈このページの構成〉

名称

OpenTP1のOSへの登録と削除

形式

dcsetup {〔-j〕| -d〔-y|-n〕} OpenTP1ディレクトリ

機能

指定したOpenTP1ディレクトリにあるOpenTP1をOSに登録し,OpenTP1の一部をOSとともに開始,または終了します。

dcsetupコマンド実行環境に設定されていた次の環境変数は,OpenTP1で使用される環境変数としてOSに設定されます。

ただし,システム定義のputenv形式で環境変数LANGまたはTZが設定されていた場合,そのオペランドが有効になった時点で上書きされます。また,ログサービス定義にputenv形式で環境変数TZを設定する場合,dcsetupコマンド実行環境に設定されているタイムゾーンと一致させてください。一致していない場合,syslogの時刻が正しく出力されません。

また,OpenTP1をOSから削除します。削除はOpenTP1を終了してから実行してください。

dcsetupコマンドは,スーパユーザだけが実行できます。

dcsetupコマンドの入力結果および出力結果は,syslogに出力されるメッセージKFCA01895-IまたはKFCA01896-Iに示します。

オプション

●-j

dcsetupコマンド実行時に,インストールされているOpenTP1提供のリソースマネジャを登録しません。

システム共通定義のjnl_fileless_optionオペランドにYを指定している場合は,このオプションを指定してOpenTP1をセットアップしてください。

●-d

指定したOpenTP1ディレクトリにあるOpenTP1をOSから削除します。

このオプションの指定を省略すると,指定したOpenTP1ディレクトリにあるOpenTP1がOSに登録されます。

-yオプション,または-nオプションの指定を省略している場合,このオプションを指定してコマンドを実行すると,OpenTP1ディレクトリにある実行に必要なファイルを削除するかどうか,オペレータへの問い合わせが実行されます。

この問い合わせに対しyを指定すると,OpenTP1ディレクトリにある実行に必要なファイルを削除します。nを指定すると,OpenTP1ディレクトリにある実行に必要なファイルを削除しません。

コマンド実行時の問い合わせを抑止したい場合は,-yオプション,または-nオプションを指定してコマンドを実行してください。

●-y

指定したOpenTP1ディレクトリにある実行に必要なファイルを削除するかどうかのオペレータへの問い合わせを抑止できます。このオプションを指定すると,指定したOpenTP1ディレクトリにある実行に必要なファイルを削除します。

●-n

指定したOpenTP1ディレクトリにある実行に必要なファイルを削除するかどうかのオペレータへの問い合わせを抑止できます。このオプションを指定すると,指定したOpenTP1ディレクトリにある実行に必要なファイルを削除しません。

コマンド引数

●OpenTP1ディレクトリ  〜〈パス名〉

OpenTP1ディレクトリを指定します。50文字以内で指定してください。

マルチOpenTP1作成時には,OpenTP1ごとに指定します。

注意事項