Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


10.2.4 リカバリジャーナルファイル

〈この項の構成〉

(1) トランザクションリカバリジャーナルファイル

(a)  オンライン中

トランザクションリカバリジャーナルファイルに障害が発生すると,エラーメッセージが出力されます。出力されたエラーメッセージに従って,jnlmkrfコマンドを実行してください。jnlmkrfコマンドを実行すると,OpenTP1がトランザクションリカバリジャーナルファイルを回復します。回復できない場合は,OpenTP1を停止し,damfrcコマンドやtamfrcコマンドを実行してリソースマネジャを回復したあと,OpenTP1を強制的に正常開始してください。

(b) 再開始時

再開始時にトランザクションリカバリジャーナルファイルに障害が発生した場合は,damfrcコマンドやtamfrcコマンドを実行してリソースマネジャを回復したあと,OpenTP1を強制的に正常開始してください。

(2) サーバリカバリジャーナルファイル

(a) 再開始時

サーバリカバリジャーナルファイルに障害が発生してKFCA03015-Eのメッセージが出力された場合は,jnlmkrfコマンドを実行してサーバリカバリジャーナルファイルを回復してください。サーバリカバリジャーナルファイルの回復にはKFCA03015-Eのメッセージで表示された世代のアンロードジャーナルが必要です。なお,現世代のジャーナルも必要です。現世代のシステムジャーナルファイルも必ずアンロードしてください。

jnlmkrfコマンドを実行してもサーバリカバリジャーナルファイルが回復できない場合は,damfrcコマンドやtamfrcコマンドを実行してリソースマネジャを回復したあと,OpenTP1を強制的に正常開始してください。