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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


3.13.5 rapクライアントマネジャの起動と停止

rapクライアントマネジャの起動には,dcsvstartコマンドを実行します。または,ユーザサービス構成定義にdcsvstart定義コマンドを指定してOpenTP1を開始することで,rapクライアントマネジャを起動できます。

(実行例)

>dcsvstart -u rapクライアントマネジャ名

rapクライアントマネジャの停止には,dcsvstopコマンドを実行します。または,dcstopコマンドを実行してOpenTP1を停止することで,rapクライアントマネジャを停止できます。

(実行例)

>dcsvstop rapクライアントマネジャ名

rapクライアントマネジャ機能を使用する場合,次の順序で起動します。

  1. rapクライアントマネジャの起動

    rapクライアント側のノードで,rapクライアントマネジャを起動します。

  2. rapリスナーの起動

    rapサーバ側のノードで,rapリスナーサービス定義のrap_notifyオペランドにYを指定しているrapリスナーを起動し,rapクライアントマネジャに通知します。ここで起動するrapリスナーの情報は,rapクライアントマネジャサービス定義のrap_listen_infオペランドに指定されている必要があります。

  3. rapクライアントの起動

    rapクライアント側のノードで,rapクライアントを起動しdc_rpc_callを発行します。

    rapクライアントマネジャは,システム管理者のユーザ識別子で起動してください。定義の詳細については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。