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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


1.3.6 OpenTP1ファイル以外のファイルの作成

OpenTP1を実行するためには,OpenTP1ファイル以外に次に示すOSのファイルが必要です。

〈この項の構成〉

(1) ユーザが作成するファイル

ユーザが作成するファイルを次に示します。

上記のファイルをユーザが作成するディレクトリ下に作成します。なお,ディレクトリ$DCDIR/aplibと$DCDIR/confは,OpenTP1のインストール時に作成されます。

ユーザが作成するファイルとディレクトリを次の表に示します。

表1‒4 ユーザが作成するファイルとディレクトリ

ファイル

ディレクトリ

ファイル名

ファイル種別

ユーザプログラムファイル

$DCDIR/aplib/※1

実行形式プログラム名※2

実行形式ファイル

MCF通信プロセスプログラムファイル,MCFアプリケーション起動プロセスプログラムファイル

$DCDIR/lib/servers/

実行形式プログラム名※3

実行形式ファイル

各種定義ファイル

システム環境定義

$DCDIR/conf/

env

テキストファイル

システム環境定義以外の定義

$DCCONFPATH/

定義ファイル名

テキストファイル

システムサービス情報定義

$DCDIR/lib/sysconf/

システムサービス情報定義ファイル名※4

テキストファイル

システムサービス共通情報定義※5

$DCDIR/lib/sysconf/

mcf

テキストファイル

マップファイル

マッピングサービス属性定義で指定※6

マップファイル名

バイナリファイル

注※1

プロセスサービス定義で変更できます。

注※2

ユーザサービス定義で変更できます。

注※3

システムサービス情報定義で変更できます。

注※4

MCFマネジャ定義で変更できます。

注※5

インストール時またはOSへの登録時に作成されるファイルですが,動作環境によっては定義内容の変更が必要なファイルです。

注※6

dcmapchgコマンドで変更できます。

(2) インストール時,またはOSへの登録時に作成されるファイルとディレクトリ

OpenTP1のインストール時に作成されるファイルを次に示します。

上記のファイルは,OpenTP1が作成するディレクトリ下に作成されます。

OpenTP1のインストール時,またはOSへの登録時に作成されるディレクトリを次に示します。

インストール時,またはOSへの登録時に作成されるファイルとディレクトリを次の表に示します。

表1‒5 インストール時,またはOSへの登録時に作成されるファイルとディレクトリ

名称

ディレクトリ

ファイル名

OpenTP1プログラムファイル

OpenTP1サーバ

$DCDIR/lib/servers/

※1

コマンド

$DCDIR/bin/

ヘッダファイル

$DCDIR/include/

アーカイブファイル

$DCDIR/lib/

定義解析用ファイル

$DCDIR/lib/sysconf/

※1

$DCDIR/lib/sysdef/

メッセージオブジェクトファイル

$DCDIR/lib/

emsgtxt,jmsgtxt

ユーザプログラムファイルディレクトリ

$DCDIR/aplib/

なし

各種定義ファイルディレクトリ

$DCDIR/conf/

なし

システム管理情報ディレクトリ

$DCDIR/etc/

退避コアファイルディレクトリ

$DCDIR/spool/save/

なし

コマンドログディレクトリ

$DCDIR/spool/cmdlog/

デッドロック情報ファイルディレクトリ

$DCDIR/spool/dclckinf/

なし

トランザクション情報ディレクトリ

$DCDIR/spool/dctrninf/trace/

なし

ジャーナル情報ディレクトリ

$DCDIR/spool/dcjnlinf/errinf/

なし

トランザクションジャーナルディレクトリ

$DCDIR/spool/dctjlinf/

サーバリカバリジャーナルディレクトリ

$DCDIR/spool/dcsjl/

TP1/EEディレクトリ

$DCDIR/spool/dceeinf/

ログサービスディレクトリ

$DCDIR/spool/dcloginf/

トランザクション制御用オブジェクト格納ディレクトリ

$DCDIR/spool/trnrmcmd/userobj/

dc_trn_allrm.o

オンラインテスタ用ディレクトリ

$DCDIR/spool/uto/

なし

システム内部排他制御用ディレクトリ

$DCDIR/spool/olkfifs/

システム内部同期制御用ディレクトリ

$DCDIR/spool/olkrsfs/

エラーログディレクトリ

$DCDIR/spool/errlog/

errlog1

インストール情報ディレクトリ

$DCDIR/spool/PP/

PP_LIST※2

セキュリティディレクトリ

$DCDIR/spool/security/

(凡例)

−:ユーザは指定する必要がないことを示します。

注※1

TP1/Message Controlを使用する場合は,ファイルの作成が必要です。

注※2

PP_LISTファイルの他に,インストール済みプログラムプロダクトを示すディレクトリも作成します。

(3) OpenTP1実行時に作成されるファイル

次に示すファイルは,オンライン実行時にOpenTP1によって動的に作成されます。

(a) 通常作成されるファイル

OpenTP1実行時,通常作成されるファイルを次に示します。

  • メッセージログファイル

    OpenTP1が出力したシステムメッセージを格納するファイルです。

  • MCFトレースファイル

    TP1/Message Controlのトレース情報を格納するファイルです。

  • スケジュールキュー情報ファイル

    OpenTP1の内部で,スケジュールキュー情報を格納するファイルです。

  • RPCトレースファイル

    RPCトレースを格納するファイルです。

  • トレース情報ダンプファイル

    OpenTP1内部のトレース情報を格納するファイルです。

  • 性能検証用トレース情報ファイル

    性能検証用のトレース情報を格納するファイルです。

  • 性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル

    性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイルです。

  • XAR性能検証用トレース情報ファイル

    XAリソースサービスを使用したトランザクション連携の各種イベント(アプリケーションサーバからのトランザクション要求,OpenTP1のトランザクション処理)のトレース情報を格納するファイルです。

  • XAR性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル

    XAR性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイルです。

  • JNL性能検証用トレース情報ファイル

    ジャーナルサービスのトレース情報を格納するファイルです。

  • JNL性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル

    JNL性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイルです。

  • LCK性能検証用トレース情報ファイル

    ロックサービスを使用した排他制御の各種イベントのトレース情報を格納するファイルです。

  • LCK性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル

    LCK性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイルです。

  • MCF性能検証用トレース情報ファイル

    MCF性能検証用のトレース情報を格納するファイルです。

  • MCF性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル

    MCF性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイルです。

  • TRNイベントトレース情報ファイル

    トランザクションブランチで呼び出されるXA関数やトランザクションサービス(トランザクション管理サービス,トランザクション回復サービス,およびリソースマネジャ監視サービス)の各種イベントのトレース情報を格納するファイルです。

  • TRNイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル

    TRNイベントトレース情報ファイルのバックアップファイルです。

  • NAMイベントトレース情報ファイル

    ネームサービスで実行される通信処理,キャッシュへのサービス情報の登録,削除などの各種イベントのトレース情報を格納するファイルです。

  • NAMイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル

    NAMイベントトレース情報ファイルのバックアップファイルです。

  • プロセスサービスイベントトレース情報ファイル

    プロセスサービスのトレース情報を格納するファイルです。

  • プロセスサービスイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル

    プロセスサービスイベントトレース情報ファイルのバックアップファイルです。

  • FILイベントトレース情報ファイル

    OpenTP1ファイルへのアクセス要求に対して,指定した値以上の処理時間が掛かった場合にイベント情報を格納するファイルです。

  • FILイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル

    FILイベントトレース情報ファイルのバックアップファイルです。

  • RTSログファイル

    リアルタイム統計情報を格納するファイルです。

  • MCF稼働統計情報ファイル

    MCFの稼働統計情報を格納するファイルです。

  • UAPトレースデータファイル

    UAPトレースのトレース情報を格納するファイルです。uap_trace_file_putオペランドにYを指定した場合にだけ作成されます。uap_trace_file_putオペランドは,次のどれかの定義で指定します。

    • システム共通定義

    • ユーザサービスデフォルト定義

    • ユーザサービス定義

  • UAPトレースデータファイルのバックアップファイル

    UAPトレースのトレース情報を格納するファイルのバックアップファイルです。

なお,OpenTP1実行時には,システムサービス,およびユーザサーバのカレントワーキングディレクトリも作成されます。

OpenTP1実行時に作成されるファイルは,OpenTP1が作成するディレクトリ下に作成されます。通常作成されるファイルとディレクトリを次の表に示します。

表1‒6 通常作成されるファイルとディレクトリ

名称

ディレクトリ

ファイル名

メッセージログファイル

$DCDIR/spool/

dclog1,およびdclog2

MCFトレースファイル※1

$DCDIR/spool/

mcftAXXZZ※2

スケジュールキュー情報ファイル

$DCDIR/spool/

scdqid1,およびscdqid2

RPCトレースファイル

$DCDIR/spool/

rpctr1,およびrpctr2※3

トレース情報ダンプファイル

$DCDIR/spool/save/

dcmtrdp1,およびdcmtrdp2

性能検証用トレース情報ファイル

$DCDIR/spool/dcprfinf/

prf_nnn※4

性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル

$DCDIR/spool/save/

prf_nnn.bk1※5,およびprf_nnn.bk2※5

XAR性能検証用トレース情報ファイル

$DCDIR/spool/dcxarinf/

_xr_nnn※4

XAR性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル

$DCDIR/spool/save/

_xr_nnn.bk1※5,および_xr_nnn.bk2※5

JNL性能検証用トレース情報ファイル

$DCDIR/spool/dcjnlinf/prfinf/

_jl_nnn※4

JNL性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル

$DCDIR/spool/save/

_jl_nnn.bk1※5,および_jl_nnn.bk2※5

LCK性能検証用トレース情報ファイル

$DCDIR/spool/dclckinf/prf/

_lk_nnn※4

LCK性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル

$DCDIR/spool/save/

_lk_nnn.bk1※5,および_lk_nnn.bk2※5

MCF性能検証用トレース情報ファイル※1

$DCDIR/spool/dcmcfinf/

_mc_nnn※4

MCF性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル※1

$DCDIR/spool/save/

_mc_nnn.bk1※5,および_mc_nnn.bk2※5

TRNイベントトレース情報ファイル

$DCDIR/spool/dctrninf/trace/prf/

_tr_nnn※4

TRNイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル

$DCDIR/spool/save/

_tr_nnn.bk1※5,および_tr_nnn.bk2※5

NAMイベントトレース情報ファイル

$DCDIR/spool/dcnaminf/

_nm_001,_nm_002,および_nm_003

NAMイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル

$DCDIR/spool/save/

_nm_nnn.bk1※5,および_nm_nnn.bk2※5

プロセスサービスイベントトレース情報ファイル

$DCDIR/spool/dcprcinf/

_pr_001,_pr_002,および_pr_003

プロセスサービスイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル

$DCDIR/spool/save/

_pr_nnn.bk1※5,および_pr_nnn.bk2※5

FILイベントトレース情報ファイル

$DCDIR/spool/dcfilinf/

_fl_001,_fl_002,および_fl_003

FILイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル

$DCDIR/spool/save/

_fl_nnn.bk1※5,および_fl_nnn.bk2※5

RTSログファイル

$DCDIR/spool/dcrtsinf/※6

rtslog[1〜10]※6,※7

MCF稼働統計情報ファイル※1

$DCDIR/spool/※8

mcfstc※8

カレントワーキングディレクトリ※9

$DCDIR/tmp/home/サーバ名.ID※10/

UAPトレースデータファイル

$DCDIR/tmp/home/サーバ名.ID

dcuat.map

UAPトレースデータファイルのバックアップファイル

$DCDIR/spool/save/trc/※11

サーバ名n.uatmap※12,およびサーバ名_n.uatmap※12

MCF構成変更準備停止時のバックアップファイル※1

$DCDIR/spool/mcf※13

mcfquebak※13

(凡例)

−:ユーザは指定する必要がないことを示します。

注※1

TP1/Message Controlを使用するときだけ作成されます。

注※2

AXXZZ:

AXX:MCF識別子

A:MCFマネジャ定義の,mcfmenv定義コマンドの-mオプションのidオペランドで指定したMCFマネジャプロセス識別子

XX:MCF通信構成定義の,mcftenv定義コマンドの-sオプションで指定したMCF通信プロセス識別子

ZZ:トレーススワップファイル識別子

注※3

ファイル名はシステム共通定義で変更できます。

注※4

nnn:それぞれ,次に示す定義のprf_file_countオペランドで指定した値を上限とした001から始まる値です。

  • 性能検証用トレース:性能検証用トレース定義

  • XAR性能検証用トレース:XAR性能検証用トレース定義

  • JNL性能検証用トレース:JNL性能検証用トレース定義

  • LCK性能検証用トレース:LCK性能検証用トレース定義

  • MCF性能検証用トレース:MCF性能検証用トレース定義

  • TRNイベントトレース:TRNイベントトレース定義

注※5

nnn:バックアップ元のファイル名に対応した値です。

注※6

リアルタイム統計情報サービス定義のrts_log_file_nameオペランドの指定を省略した場合,このディレクトリにRTSログファイルが作成されます。

注※7

リアルタイム統計情報サービス定義のrts_log_file_countオペランドに指定した値分ファイルを作成します。

注※8

運用コマンド(mcfstats)で出力ファイル名を省略したとき,このディレクトリにこのファイルが作成されます。

注※9

カレントワーキングディレクトリはシステム共通定義のprc_current_work_pathオペランドを設定することによって変更できます。

注※10

ユーザ環境設定コマンドの場合,サーバ名は'_usrcmd'と表示されます。IDは1以上の通番です。ただし,運用コマンド(dcstart,dcstop,dcsvstart,およびdcsvstop),およびユーザ環境設定コマンドには,'.ID'は付きません。

注※11

プロセスサービス定義のprc_coresave_pathオペランドを指定している場合,ディレクトリは,「(prc_coresave_path指定値)/trc/」となります。

注※12

n:ファイルの通番(1〜3)です。

注※13

システムサービス共通情報定義のDCMCFQUEBAK環境変数を省略した場合,このディレクトリにこのファイルが作成されます。

(b) 障害時に作成されるファイル

障害時に作成されるファイルを次に示します。

  • 共用メモリダンプファイル

    OpenTP1が出力した共用メモリの内容を格納するファイルです。

  • 退避コアファイル

    異常終了したプロセスのコアファイルを退避するファイルです。

  • デッドロック,タイムアウト情報ファイル

    デッドロック情報,タイムアウト情報を格納するファイルです。

    不要となったファイルは削除してください。

  • MCFダンプファイル

    TP1/Message Controlのダンプを格納するファイルです。

  • 未決着トランザクション情報ファイル

    障害発生時,未決着のトランザクション情報を格納するファイルです。

    不要となったファイルは削除してください。

  • 不正ジャーナル情報ファイル

    ジャーナルを読み込むときに不正なジャーナルを検知した場合,その不正なデータを格納するファイルです。

  • 入出力キューの内容複写ファイル

    入出力キューの内容複写コマンド(mcftdmpqu)を実行したときに,入出力キューの内容を格納するファイルです。

  • UAPトレース編集出力ファイル

    UAPが異常終了した場合に,UAPのトレース情報を自動的に編集出力して格納するファイルです。

  • OpenTP1デバッグ情報ファイル

    UAPが異常終了した場合に,OpenTP1の情報を格納するファイルです。

  • マッピングエラー情報ファイル

    マッピング時に発生したエラー情報を格納するファイルです。

OpenTP1実行時に作成されるファイルは,OpenTP1が作成するディレクトリ下に作成されます。障害時に作成されるファイルとディレクトリを次の表に示します。

表1‒7 障害時に作成されるファイルとディレクトリ

名称

ディレクトリ

ファイル名

共用メモリダンプファイル

$DCDIR/spool/

Linuxの場合

shmdump[1〜3].gz,およびshmdump.XXX※1[1〜3].gz

その他の場合

shmdump[1〜3].Z,およびshmdump.XXX※1[1〜3].Z

退避コアファイル

$DCDIR/spool/save/※2

Windowsの場合

サーバ名.n※3およびサーバ名※14.dmp.n※3,※13

その他の場合

サーバ名n※3

デッドロック,タイムアウト情報ファイル

$DCDIR/spool/dclckinf/

ファイル名※4

MCFダンプファイル※5

$DCDIR/spool/

mcfdKAXXZZ※6

未決着トランザクション情報ファイル

$DCDIR/spool/dctrninf/

ファイル名※7

不正ジャーナル情報ファイル

$DCDIR/spool/dcjnlinf/errinf/

r_n※8

入出力キューの内容複写ファイル※5

$DCDIR/spool/

ファイル名※9

UAPトレース編集出力ファイル

$DCDIR/spool/save

サーバ名n※10.uat

OpenTP1デバッグ情報ファイル

$DCDIR/spool/save

サーバ名n※10.deb

マッピングエラー情報ファイル※11

$DCDIR/spool/save

dcmap_errXXX※12

注※1

XXX:リソースマネジャ名(dam,tam,ist,ism)

注※2

プロセスサービス定義のprc_coresave_pathオペランドを指定している場合,退避コアファイルは,prc_coresave_pathオペランドに指定したディレクトリに退避します。

注※3
n:退避コアファイルの通番(1〜3)

ただし,サーバが強制停止時(dcsvstop -dfコマンドもしくはprckillコマンドを実行したとき,または実時間監視タイムアウトになったとき)に出力されるコアファイルには,通番は付きません。なお,プロセスサービスのコアファイルが 'core'という名称で,ディレクトリに取得されることがあります。また,ユーザ環境設定コマンドが異常終了した場合,そのコアファイルは'_usrcmd'に通番(1〜3)が付いた名称で退避されます。

注※4

デッドロック検知日時を基に決定されます。ファイル名の長さは日付が1けたか2けたかによって異なります。

(例)

10月3日6時29分56秒のとき…Oct3062956

10月10日18時6分0秒のとき…Oct10180600

注※5

TP1/Message Controlを使用するときだけ作成されます。

注※6

KAXXZZ:

K:プロセス種別

m:MCFマネジャプロセス

c:MCF通信サービスまたはMCFアプリケーション起動サービス

u:ユーザサービスその他

AXX:MCF識別子

A:MCFマネジャ定義の,mcfmenv定義コマンドの-mオプションのidオペランドで指定したMCFマネジャプロセス識別子

XX:MCF通信構成定義の,mcftenv定義コマンドの-sオプションで指定したMCF通信プロセス識別子

ZZ:ダンプ通番(01〜99)

注※7

rl+トランザクションサービス開始時刻(16進数8けた)がファイル名になります。

注※8

n:不正なデータを検知したジャーナルの世代番号(16進表示)

注※9

入出力キューの内容複写コマンド(mcftdmpqu)で指定されたファイル名

注※10

n:ファイルの通番(1〜3)

注※11

TP1/NET/XMAP3を使用するときだけ作成されます。

注※12

XXX:TP1/NET/XMAP3のMCF通信プロセスのプロセスID

注※13

デフォルトではシステムサーバがダウンした場合に取得します。なお,OpenTP1監視機能で,OpenTP1監視サービスがダウンした場合,または無応答監視時間を満了してプロセスサービスを強制終了した場合,システム共通定義のcoredump_typeオペランドの指定に関わらず,このコアファイルだけを出力します。

注※14

OpenTP1監視機能で,無応答監視時間を満了してプロセスサービスまたはOpenTP1監視サービスを強制終了した場合,サーバ名に該当する文字列は次のとおりとなります。

  • プロセスサービスを強制終了した場合:_dcmond_prcd

  • OpenTP1監視サービスを強制終了した場合:_prc_dcmond

(c) OpenTP1内部処理用のファイル

(a),(b)に示したファイル以外に,$DCDIR/spool/と$DCDIR/tmp/の下には,OpenTP1内部処理用のファイルがあります。ユーザは勝手に変更しないようにしてください。なお,$DCDIR/tmp/下の内部処理用のファイルは,OpenTP1を開始するとすべてクリアされます。

(d) OpenTP1が使用するOS用のファイル

OpenTP1は,/dev/consoleや/dev/nullを標準入出力で使用します。/dev/consoleおよび/dev/nullのパーミッションは変更しないでください。変更されたパーミッションによっては,動作を保証できなくなります。