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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 システム定義


2.2.9 スケジュールサービス定義の内容

スケジュールサービス定義の内容を,次の表に示します。

表2‒10 スケジュールサービス定義の内容

形式

オペランド/コマンド

オプション

定義内容

指定値

set

scd_server_count

スケジュールサービスを利用して動作する最大ユーザサーバ数

〈符号なし整数〉

((0〜8192))《32》

scd_hold_recovery

ユーザサーバの閉塞状態を引き継ぐかどうかを指定

《Y》|F

scd_hold_recovery_count

閉塞状態の引き継ぎが必要なサーバ,およびサービスの合計数

〈符号なし整数〉

((0〜58240))《64》

scd_port

スケジュールサービスのポート番号

〈符号なし整数〉

((5001〜65535))

scd_this_node_first

要求サーバが自ノードにある場合,自ノードのサーバを優先してスケジュールするかどうかを指定

Y|《N》

scd_announce_server_status

自ノードのサーバの状態をすべての他ノードに不定期で通知するかどうかを指定

《Y》|N

max_socket_descriptors

ソケット用ファイル記述子の最大数

〈符号なし整数〉

((32〜2032))

max_open_fds

スケジュールサービスプロセスでアクセスするファイル,およびパイプの最大数

〈符号なし整数〉

((16〜2016))《50》

schedule_rate

サーバの負荷レベルがLEVEL0のノードのスケジュール比率

〈符号なし整数〉

((50〜100))

(単位:%)

scd_retry_of_comm_error

障害ノード以外へのスケジューリングのリトライ回数

〈符号なし整数〉

((0〜128))《0》

scd_advertise_control

システム共通定義のall_nodeオペランドに指定されたノードに対し,ユーザサーバ起動時にネーム情報を通知するタイミングを変更

《BEFORE》|AFTER

scd_message_level

メッセージ格納バッファプールのメモリ不足が発生した場合に出力されるKFCA00854-Eメッセージ出力を抑止

1|《2》

ipc_tcpnodelay

Nagleアルゴリズムを無効にするかどうかを指定

《Y》|N

watch_time

最大応答待ち時間

〈符号なし整数〉

((0〜65535))

(単位:秒)

コマンド

scdbufgrp

-g

スケジュールバッファグループ名

〈1〜8文字の識別子〉

-e

メッセージ格納バッファプール長

〈符号なし整数〉

((512〜1610612736))《512》

(単位:バイト)

-n

メッセージ格納バッファセル数

〈符号なし整数〉

((1〜3145728))《16》

-l

メッセージ格納バッファセル長

〈符号なし整数〉

((512〜31457280))《512》

(単位:バイト)

-s

メッセージ格納バッファ使用制限サイズ

〈符号なし整数〉

((512〜1610612736))

(単位:バイト)

-p

メッセージ格納バッファ使用制限率

〈符号なし整数〉

((1〜100))

(単位:%)

scdmulti

-m

マルチスケジューラデーモン数

〈符号なし整数〉

((1〜4096))《1》

-p

ポート番号

〈符号なし整数〉

((5001〜65535))

-g

マルチスケジューラグループ名

〈1〜8文字の識別子〉

《scdmltgp》

-t

ほかのノードのユーザサーバに,サービス要求を負荷分散するかどうかを指定

なし。