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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成の手引


3.9.1 入力メッセージの編集UOC,アプリケーション名決定UOC

入力メッセージの内容を処理するMHPを決めるアプリケーション名を決定するUOCです。このUOCを組み込んだ場合,OpenTP1で他システムからのメッセージを受け取ると,最初にこのUOCに渡されます。UOCの処理が終了すると,メッセージのデータは入力キューに渡ります。そして,OpenTP1でスケジュールされたMHPのメッセージの受信をする関数に渡されます。

MCFイベントが通知された場合に,MCFイベント処理用MHPで回復処理をするときは,入力メッセージの編集とアプリケーション名決定UOCは経由しません。

入力メッセージの編集とアプリケーション名決定UOCの形式については,マニュアル「OpenTP1 プロトコル」の該当するプロトコル編を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) OpenTP1への組み込み方法

MCFメイン関数(スタート関数 dc_mcf_svstart関数)に,作成したUOCの関数アドレスを指定します。入力メッセージの編集UOCの関数アドレスは任意に決められます。UOCのオブジェクトファイルは,MCFメイン関数を翻訳・結合すれば,MHPの実行形式ファイルに結合されて実行できる状態になります。MCFメイン関数については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。