2.11 性能検証用トレースの取得
OpenTP1で動作する各種サービスの主なイベントでトレース情報を取得しています。これを性能検証用トレース(prfトレース)といいます。性能検証用トレースは,性能検証の効率,およびトラブルシュートの効率を向上させることが目的のトレース情報です。性能検証用トレースには,次のような特徴があります。
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ノードおよびプロセスにわたる場合でもトレースを追うことができます。
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APIの単位でなく,内部のイベント単位でトレースを取得できるので,どの処理が性能ネックか検証できます。
なお,この機能は,TP1/Extension 1をインストールしていることが前提です。TP1/Extension 1をインストールしていない場合の動作は保証できませんので,ご了承ください。
UAPからユーザ固有の性能検証用トレースを取得するには,dc_prf_utrace_put関数【CBLDCPRF('PRFPUT ')】を呼び出します。
また,最新の性能検証用トレースのプロセス内での取得通番を知るには,dc_prf_get_trace_num関数【CBLDCPRF('PRFGETN ')】を呼び出します。dc_prf_get_trace_num関数呼び出し元に,最新の性能検証用トレースのプロセス内での取得通番を通知します。