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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 解説


2.4.2 メッセージキューイング機能を使った通信の概要

メッセージキューイング機能を使った通信の概要について説明します。

〈この項の構成〉

(1) メッセージの登録

通信相手にメッセージを渡したい場合は,UAPはキューマネジャへメッセージを登録します。メッセージを登録するときには,MQPUTを使います。MQPUTが正常に終了すると,メッセージは登録され,UAPはほかの処理を実行できます。

通信相手のUAPからの応答を待つ(会話型の通信)場合は,MQPUTに応答を待つように設定します。

(2) メッセージの受け取り

メッセージを受け取るときは,MQGETを使います。メッセージを受け取るタイミングは,メッセージを受け取るUAPが稼働しているかどうかで,次に示す2とおりに分かれます。

(3) メッセージキューイング機能のトランザクション処理

OpenTP1では,メッセージキューイング機能の処理をトランザクションとして扱えます。UAPでデータを更新してメッセージをキューマネジャへ登録したあとにトランザクションをコミットすると,登録が有効になります。トランザクションがロールバックされると,登録処理を無効にできます。トランザクションについては,「3.1 トランザクション制御」を参照してください。