通信管理 XNF/AS プログラマーズガイド HSC編

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3.13 BT_RTXT( )

<この節の構成>
(1) 名称
(2) 形式
(3) 機能
(4) リターン情報

(1) 名称

 
BT_RTXT( )
 

相手局からのENQ受信に対して肯定応答送信後,テキスト(またはブロック)受信の一連の動作を行います。

(2) 形式

#include <dlicom/bsc.h>
int  BT_RTXT(fd,lcbp);
int  fd;
struct  lcb  *lcbp;

(3) 機能

相手局からのENQ受信に対して肯定応答(ACK0)を送信し,テキスト(またはブロック)を受信します(BT_RINI関数+BT_RCTN関数の動作を行います)。

BT_RTXT関数で受信したテキスト(またはブロック)の応答はBT_RCTN関数で行い,次のブロックまたはEOTを受信します。

公衆回線の着信には利用できません。

fdには,ドライバをオープンしたときにリターン値として返される回線識別子を指定します。

lcbpには,LCBテーブルへのポインタを指定します。LCBの設定は,「3.26 LCB」および「3.27 ライブラリ関数とインタフェース構造体の関係」を参照してください。

(4) リターン情報

(a) リターン値

0:
要求を受け付けて,同期方式の場合,結果をLCBリターン情報に設定しました。非同期方式の場合,LCBリターン情報に結果は設定されていません。

-1:
要求を拒否しました。詳細エラー情報が,errnoに設定されています。
(b) 詳細エラー情報
名称 要因
ENXIO 6 通信管理が開始していません。
EBUSY 16 ほかのライブラリ関数が実行中です。
EINVAL 22 パラメタ不正,lcbpのアドレス不正,またはLCBテーブルの内容不正です。
上記以外 AIXマニュアルのioctlシステムコールを参照してください。
(c) LCBリターン情報

LCBリターン情報については,「3.26 LCB」を参照してください。