通信管理 XNF/AS プログラマーズガイド HSC編
BT_CLOSE( )
ドライバをクローズします。
#include <dlicom/bsc.h> int BT_CLOSE(fd); int fd; |
通信管理に対して最後に発行する関数であり,ドライバのクローズを行います。
ドライバのクローズとは,HSC-APと回線を管理している通信管理との間の通信路を解放し,オープンしたUNIXファイルをクローズすることです。
fdには,ドライバをオープンしたときにリターン値として返される回線識別子を指定します。
0:正常終了
-1:異常終了
名称 | 値 | 要因 |
---|---|---|
EBUSY | 16 | 指定された回線は,すでにクローズ実行中です。 |
上記以外 | AIXマニュアルのcloseシステムコールを参照してください。 |
通信途中(EOTまたはDLE・EOTを送受信していない状態)で強制クローズしたい場合は,完了待ちの非同期要求をBT_CHECK関数で取り込まなくても,BT_CLOSE関数を発行できます。この場合,完了待ちの要求の完了はHSC-APに通知されません。また,通信相手にも通知されません。BT_CLOSE関数が完了した時点でオープンしていたパス(回線)はクローズされます。
また,BT_LCLS関数による強制クローズはできません。
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