通信管理 XNF/AS NSAPアドレス概説編

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5.2 NSAPなしOSI通信機能

NSAPなしでOSI通信をする場合でも,APとXNF/ASの間では,従来どおりNSAPアドレスを使用します。発信する場合は,相手局のNSAPアドレスを指定するエリアにダミーNSAPアドレスを指定します。

着呼の場合もNSAPアドレスを通知するエリアにダミーNSAPアドレスを通知します。ダミーNSAPアドレスの形式を図5-2に示します。また,ダミーNSAPアドレスの形式の内容を表5-1に示します。

図5-2 ダミーNSAPアドレスの形式

[図データ]

表5-1 ダミーNSAPアドレスの形式の内容

項番 名称 長さ
(バイト)
表現形式 値および意味
1 AFI 1 バイナリ X'FA'固定です。NSAPなしOSI通信を示します。
2 LEN 1 バイナリ 相手局のSNPAアドレスのけた数を示します。
3 SNPA 1〜8 バイナリ 相手局のSNPAアドレスを示します。SNPAアドレスが奇数けたの場合は,最終けたをX'F'パディングします。

(例)
相手局のSNPAアドレス=7654321
ダミーNSAPアドレス=FA077654321F

NSAPなしOSI通信機能を使用する場合の注意事項を次に示します。