uCosminexus DocumentBroker Version 3 システム導入・運用ガイド

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付録A.2 DocumentBrokerの実行環境ディレクトリの構成(AIXの場合)

DocumentBrokerの実行環境ディレクトリの構成を次の図に示します。

図A-2 DocumentBrokerの実行環境ディレクトリの構成

[図データ]

次に,各ディレクトリについて説明します。

DocumentBroker実行環境ディレクトリ($DOCBROKERDIR)
DocumentBrokerの実行環境として設定したディレクトリです。

システム情報格納ディレクトリ($DOCBROKERDIR/adm)
システム情報を格納するディレクトリです。デフォルトの環境情報ファイルが格納されます。インストールディレクトリの同名ディレクトリ(/opt/HiEDMS/adm)からコピーされます。

統計解析情報格納ディレクトリ($DOCBROKERDIR/aru)
DocumentBroker統計解析ツールが使用するディレクトリです。詳細については,マニュアル「DocumentBroker Version 3 統計解析ツール」を参照してください。

実行形式ファイル格納ディレクトリ($DOCBROKERDIR/bin)
運用コマンドや実行形式のファイルを格納するディレクトリです。インストールディレクトリの同名ディレクトリ「/opt/HiEDMS/bin」(TPBroker V3の場合)または「/opt/HiEDMS/bin_tp5」(TPBroker V5の場合)へリンクしています。

サーバ情報格納ディレクトリ($DOCBROKERDIR/env)
DocumentBrokerサーバの動作環境に関する情報を格納するディレクトリです。

ユーザ環境情報格納ディレクトリ($DOCBROKERDIR/etc)
動作環境メタ情報ファイル,DocumentSpace構成定義ファイルなど,ユーザが定義する環境定義ファイルを格納するディレクトリです。インストールディレクトリの同名ディレクトリ(/opt/HiEDMS/etc)からコピーされます。なお,動作環境メタ情報ファイルは,直接編集しないでください。メタ情報を変更したい場合は,データベース運用コマンドを使用してください。
動作環境メタ情報ファイル格納ディレクトリ($DOCBROKERDIR/etc/meta_files)に格納される動作環境メタ情報ファイルを,次の表に示します。

表A-1 動作環境メタ情報ファイル一覧

ファイル名 説明 改変の可否
edms.ini 文書空間内に生成するオブジェクトの定義ファイル
dsclass.ini 文書空間内に定義するクラスのClassDescriptionの定義ファイル ×
dsprop.ini 文書空間内に定義するクラスのPropertyDescriptionの定義ファイル ×
dmaclass.ini dsclass.iniで定義するClassDescription以外のClassDescriptionを定義するファイル ×
dmaprop.ini dsprop.iniで定義するPropertyDescription以外のPropertyDescriptionを定義するファイル ×
dmaproto.ini DocumentBrokerの実行に必要な定義ファイル ×
dsqop.ini 検索オペレータの定義ファイル ×
edmqop.ini 拡張検索オペレータの定義ファイル ×
edmclass.ini 文書空間内に定義する拡張クラスのClassDescriptionの定義ファイル ×
edmprop.ini 文書空間内に定義する拡張クラスのPropertyDescriptionの定義ファイル ×
edmsys.ini DocumentBroker内部で使用するプロパティの定義ファイル ×
edmsysclass.ini DocumentBroker内部で使用するプロパティのClassDescriptionの定義ファイル ×
edmsysprop.ini DocumentBroker内部で使用するプロパティのPropertyDescriptionの定義ファイル ×
edmnmclass.ini クラス名と表識別子の情報ファイル。クラス名を表識別子とする場合に利用するファイル ×
edmnmprop.ini プロパティ名と列名の情報ファイル。プロパティ名を列名とする場合に利用するファイル ×

(凡例)

○:改変できます。

×:改変できません。


 
ユーザ環境情報格納ディレクトリに格納される動作環境メタ情報ファイル以外の環境定義ファイルを,次の表に示します。

表A-2 環境定義ファイル一覧

ファイル名 説明 改変の可否
EXTENSION_MIME.ini 拡張子−MimeType対応表
PUBID_MIME.ini 公開識別子−MimeType対応表
SYSID_MIME.ini システム識別子−MimeType対応表
slocalreg.ini Systemオブジェクトレジストリファイル
docspace.ini DocumentSpace構成定義ファイル
docaccess.ini セキュリティ定義ファイル
userperm.ini ユーザ権限定義ファイル
process.ini サービスプロセス定義ファイル
getrascustom.ini 障害情報取得カスタマイズファイル
その他 DocumentBroker実行時に必要とするファイルおよびディレクトリ ×

(凡例)

○:改変できます。

×:改変できません。

注※ サンプルファイルです。定義内容に応じて編集できます。


 

XML定義ファイル格納ディレクトリ($DOCBROKERDIR/etc/xml_files)
XML定義ファイルを格納するディレクトリです。XML文書管理機能を使用する場合,このディレクトリに格納されている定義ファイルをDocumentBrokerクライアントに転送する必要があります。

ライブラリファイル格納ディレクトリ($DOCBROKERDIR/lib)
DocumentBrokerが使用するライブラリファイルを格納するディレクトリです。インストールディレクトリの同名ディレクトリ「/opt/HiEDMS/lib」(TPBroker V3の場合)または「/opt/HiEDMS/lib_tp5」(TPBroker V5の場合)へリンクしています。

システム保守情報格納ディレクトリ($DOCBROKERDIR/spool)
ログ情報などのシステム保守情報を格納するディレクトリです。
DocumentBrokerの起動中は,このディレクトリ下を操作しないでください。DocumentBrokerが異常終了することがあります。

テンポラリ情報ディレクトリ($DOCBROKERDIR/tmp)
DocumentBrokerの稼働中の作業領域として動的に利用するディレクトリです。

サーバ保守用コマンド格納ディレクトリ($DOCBROKERDIR/tools)
DocumentBrokerサーバ保守用コマンドを格納するディレクトリです。インストールディレクトリの同名ディレクトリ「/opt/HiEDMS/tools」(TPBroker V3の場合)または「/opt/HiEDMS/tools_tp5」(TPBroker V5の場合)へリンクしています。

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