uCosminexus DocumentBroker Version 3 システム導入・運用ガイド
セッションに関して障害が発生した場合に考えられる障害の要因と対処について説明します。
- <この項の構成>
- (1) 障害の要因
- (2) DocumentBrokerの対処
- (3) ユーザの対処
(1) 障害の要因
通信障害,CORBA層の障害,クライアントアプリケーションの障害などによってセッションが切断される場合があります。
なお,CORBA層で障害を検知できない場合は,DocumentSpace構成定義ファイルのSessionTimeOutエントリにセッションのアイドル時間の最大値を指定して,タイムアウトを発生させることもできます。DocumentSpace構成定義ファイルについては,「4.2 DocumentSpace構成定義ファイル(docspace.ini)」を参照してください。
(2) DocumentBrokerの対処
DocumentBrokerは次のような処理を実行します。
- データベースに格納されていないセッションおよびメモリ中のオブジェクトを破棄します。
- コミットされていない仕掛かり中のトランザクションをロールバックします。
(3) ユーザの対処
次のように対処してください。
- 障害が発生しているサーバから出力されるメッセージなどを参照して,障害を取り除いてください。クライアントアプリケーションの障害の場合は,クライアントアプリケーションの障害を取り除いてください。
- セッションが切断されたクライアントから,再度ログインしてください。
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