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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


30.8.9 eebpptrblinedump

機能

指定されたファイルの回線トレース情報を編集し,標準出力またはcsv形式でファイルに出力します。

形式
eebpptrblinedump 〔-r ランID〕
                  -s { trn|sdh }
                  〔-x 下限値,上限値〕
                  〔-v サービス名〔,サービス名…〕〕
                  〔-i IPアドレス〔,IPアドレス…〕〕
                  〔-k 出力種別〕
                  〔-c csv出力ファイル名 〔-n ファイル出力行〕〕
                  ファイル名

オプション

-r ランID 〜〈8文字の16進数数字〉

指定されたランIDを持つ情報だけ編集します。

-s {trn|sdh}
trn

xa/Open機能,オフラインバッチ情報コード,およびee_trb_utrace_put関数で出力したトレース情報だけを編集します。

sdh

sdh機能のトレース情報だけを編集します。

-x 中央処理通番の下限値,中央処理通番の上限値

カレントの中央処理通番の下限値 〜(0〜ffffffff)1〜8文字の16進数数字

カレントの中央処理通番の上限値 〜(0〜ffffffff)1〜8文字の16進数数字

指定されたカレント中央処理通番の範囲内の情報だけ編集します。

-xオプションを指定した場合,上限値および下限値を必ず指定してください。

-v サービス名 〜〈1〜31文字の識別子〉

指定されたサービス名を持つ情報だけ編集します。サービス名は,最大10まで指定できます。

-i IPアドレス 〈7〜15文字の数字〉

IPアドレスを指定する場合は,xxx.xxx.xxx.xxxの形式で指定します。xxxは,0〜255(10進数)で指定します。IPアドレスは,最大10まで指定できます。

-k 出力種別 {1}

1:受信IDを出力します。

-c csv出力ファイル名 〜〈パス名〉

編集結果をcsv形式で指定されたファイルに出力します。

-nオプションを指定した場合は,パス名中のファイル名は,245文字以下としてください。-nオプション指定時にファイル名が246文字以上の場合はオプションエラーで,このコマンドが異常終了します。

-n ファイル出力行 〜(10000〜100000)

-cオプションに指定したcsvファイルを分割して出力する場合に1ファイルに出力する行数を指定します。見出し行を含めて-nオプションに指定した行数を出力したときに,出力するファイルを切り替えます。切り替えた先のファイルには見出し行から出力します。

分割したファイルには,10進数の文字列をファイル名の末尾に付与します。付与する文字列は1から9999ファイルまでは「0001」からの連番で左に0を埋めた4桁の文字列となります。10000ファイルを超えた場合は左に0を埋めません。ファイル名に「.」を含む場合は,最後の「.」の前に付与します。

ファイル名に文字列を付与する例を示します。

例1)-cにxxxと指定した場合

xxx0001

xxx0002

 :

例2)-cにxxx.csvと指定した場合

xxx0001.csv

xxx0002.csv

 :

このオプションを省略した場合は,ファイルを分割しないで1ファイルに出力します。

ファイル名〜〈パス名〉

編集するcoreファイルまたはメモリDUMPファイル名を指定します。

指定できるオプションの組み合わせを次の表に示します。

表30‒33 オプションの組み合わせ

オプション

-r

-s

-x

-v

-i

-k

-c

-n

ファイル指定

trn

sdh

-r

-s

trn

×

×

×

sdh

×

×

×

-x

-v

×

×

-i

×

×

×

-k

×

×

×

-c

-n

ファイル指定

(凡例)

○:指定できる

×:指定できない

−:該当しない

出力形式

TP1/EEのeetrblinedumpコマンドを参照してください。

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFSB95400-E

領域不足

標準エラー出力

KFSB95401-E

コマンド形式不正

標準エラー出力

KFSB95402-E

オプション不正

標準エラー出力

KFSB95403-E

オプションの組み合わせ不正

標準エラー出力

KFSB95410-E

OPENエラー

標準エラー出力

KFSB95411-E

READエラー

標準エラー出力

KFSB95412-E

WRITEエラー

標準エラー出力

KFSB95413-E

CLOSEエラー

標準エラー出力

KFSB95414-E

LSEEKエラー

標準エラー出力

KFSB95415-Q

上書き確認

標準出力

KFSB95416-E

ダンプファイル不正

標準エラー出力

KFSB95457-Q

上書き確認(-nオプション指定時)

標準出力

KFSB95482-I

ヘルプ表示

標準出力

注意事項

TP1/EEのeetrblinedumpコマンドを参照してください。