Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


30.8.1 eebppsetup

機能

オフラインバッチの実行に必要となるディレクトリの作成とファイルのコピー,または削除を行います。ディレクトリおよびファイルの構成は「6.6 オフラインバッチ環境構築」を参照してください。

本コマンドを実行する場合は,指定したディレクトリの環境下のeebpprunコマンドがすべて終了している状態で実行します。指定ディレクトリ下で実行中のeebpprunコマンドがある場合は本コマンドはエラーとなります。また,本コマンドが同時に実行中の場合はエラーとなります。

環境作成時に作成するディレクトリおよびファイルは,指定したディレクトリと同じ所有者およびグループに設定されます。

形式
eebppsetup [-d]
           [-y]
           オフラインバッチホームディレクトリ

オプション

-d

指定したディレクトリのオフラインバッチ実行環境を削除する場合に指定します。

このオプションを省略すると,指定したディレクトリにオフラインバッチ実行環境を作成します。

-y

-dオプションを省略したときに,指定したディレクトリにオフラインバッチ環境がすでに存在している場合,ファイルを上書きして環境を再構築します。

-dオプションとともに指定した場合,オフラインバッチ環境構築が完了していないディレクトリであっても,環境削除処理を行います。

オフラインバッチホームディレクトリ 〜〈127文字以内のパス名〉

オフラインバッチプロセス実行環境を作成(または削除)するディレクトリのパスを指定します。指定するディレクトリはコマンド実行前にあらかじめ作成しておきます。ディレクトリは絶対パスで指定します。

-yオプションと-dオプションを省略した状態で,すでにオフラインバッチ環境が存在するディレクトリを指定するとエラーとなります。

exitコード

exitコード

内容

0

正常に終了しました。

1

コマンドでエラーが発生しました。

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFSB95500-E

領域の確保に失敗しました。

標準エラー出力

KFSB95501-E

コマンドの形式が不正です。

標準エラー出力

KFSB95502-E

コマンドのオプションが不正です。

標準エラー出力

KFSB95503-E

コマンド処理でエラーが発生しました。

標準エラー出力

KFSB95504-E

内部矛盾が発生しました。

標準エラー出力

KFSB95550-I

ヘルプメッセージです。

標準出力

注意事項

本コマンドはスーパーユーザだけ実行できます。