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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


30.3.9 eetrbtasked

機能

TASKTM情報を編集し,CSV形式でファイルに出力します。

ここでは,データ連携支援機能のTASKTM情報の編集出力で,マニュアル「OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引」との差分についてだけ記載します。

-eオプションにrまたはrbを指定した場合

日本語の出力形式を次に示します。

[図データ]

英語の出力形式を次に示します。

[図データ]

出力形式中の,右端の数字の意味を次に示します。

1:ヘッダ情報です。出力内容は表30-13を参照してください。

2:トランザクション情報です。出力内容は表30-14を参照してください。

出力形式中の,各変数の意味を次に示します。

表30‒13 ヘッダ情報

項目名

形式

意味

日本語

英語

TASKTMバージョン

TASKTM information Version

aa-aa-aa

eetrbtaskedコマンドを実行したTP1/EEのバージョン

出力指定

Specify output

bb....bb

eetrbtaskedコマンドの引数

ファイル名

File name

cc....cc

入力ファイル名

ファイル作成日付

File creation date

dddd/dd/dd dd:dd:dd ddd.ddd

TASKTM情報のファイル出力を開始した日時

「年/月/日△時:分:秒△ミリ秒.マイクロ秒」の形式で出力します。

ファイル作成バージョン(TP1/EE)

File creation version(TP1/EE :e1-e1-e1)

e1-e1-e1

ファイルを作成したTP1/EEのバージョン

ファイル作成バージョン(TP1/FSP)

(TP1/FSP:e2-e2-e2)

e2-e2-e2

ファイルを作成したTP1/FSPのバージョン

ファイルタイプ

File type

a1

TASKTM情報取得タイプ

サービスグループ名

Service group name

ff....ff

サービスグループ名(31文字以内)

ランID

Run ID

gggggggg

TP1/EEのランID

表30‒14 トランザクション情報

項目名

形式

意味

日本語

英語

TASKTM出力時刻

TASKTM output time

yyyy/mm/dd hh:mm:ss nnn.nnn

TASKTM情報を取得した日時

「年/月/日△時:分:秒△ミリ秒.マイクロ秒」の形式で出力します。

起動時刻

Start time

yyyy/mm/dd hh:mm:ss nnn.nnn

トランザクションを起動した日時

「年/月/日△時:分:秒△ミリ秒.マイクロ秒」の形式で出力します。

サービス名

Service name

n....n

サービス名(31文字以内)

表示する内容がない場合,「*」を表示します。

回復トランザクションの場合は,監視依頼元のサービス名を出力します。

カレント

Current

0xnnnnnnnn

カレント中央処理通番(8けたの16進数)

オリジナル

Original

0xnnnnnnnn

オリジナル中央処理通番(8けたの16進数)

種別

Type

nn

トランザクション種別(2文字)

トランザクション種別については,マニュアル「TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引」のトランザクション種別の説明を参照してください。

表示する内容がない場合,「*」を表示します。

状態

Status

0xnnnnnnnn

データ連携支援機能で使用するトラブルシュート情報です。

pce

pce

nn nn nnnnnnnn

処理キューコード(14文字)

IFA

IFA

n....n

IFA番号(5けた以内の10進数)

pce時間

pce time

n....n.nnn

処理キュー引き出し待ち時間

「ミリ秒.マイクロ秒」(ミリ秒は最大7けた,マイクロ秒は3けた)の形式で出力します。

トランザクション時間

Transaction time

n....n.nnn

トランザクション実行時間

「ミリ秒.マイクロ秒」(ミリ秒は最大7けた,マイクロ秒は3けた)の形式で出力します。

TRB1

TRB1

n....n.nnn

データ連携支援機能で使用するトラブルシュート情報

SQL回数

SQL count

n....n

トランザクション内で発行したHiRDBのSQLの合計発行回数(10けた以内の10進数)

SQL実行時間

Execution time

n....n.nnn

トランザクション内で発行したHiRDBのSQLの合計実行時間

「ミリ秒.マイクロ秒」(ミリ秒は最大7けた,マイクロ秒は3けた)の形式で出力します。

HiRDBサーバ名

HiRDB server

n....n

HiRDBのサーバ名(8文字以内)

表示する内容がない場合,「*」を表示します。

接続先ID

Con ID

n....n

HiRDBサーバの接続先ID(10けた以内の10進数)

サーバID

Server ID

n....n

HiRDBサーバのプロセスID(10けた以内の10進数)

合計pce数

Total pce

n....n

登録済みの処理キュー数の合計(10けた以内の10進数)

滞留pce数

Resident pce

n....n

滞留している処理キュー数(10けた以内の10進数)

起動スレッド数

Start thread

n....n

起動中の通常処理スレッド数,または回復スレッド数(5けた以内の10進数)

TRB2

TRB2

n....n

データ連携支援機能で使用するトラブルシュート情報

TRB3

TRB3

n....n.nnn

データ連携支援機能で使用するトラブルシュート情報

API回数

API count

n....n

API関数の呼び出し回数(5けた以内の10進数)

API実行時間

API time

n....n.nnn

API関数の実行時間

「ミリ秒.マイクロ秒」(ミリ秒は最大7けた,マイクロ秒は3けた)の形式で出力します。

DBキュー回数

DB queue count

n....n

DBキュー機能のアクセス回数(5けた以内の10進数)

DBキューアクセス実行時間

DB queue access time

n....n.nnn

DBキュー機能のアクセス時間

「ミリ秒.マイクロ秒」(ミリ秒は最大7けた,マイクロ秒は3けた)の形式で出力します。

同期点実行時間

Synchro time

n....n.nnn

同期点実行時間

「ミリ秒.マイクロ秒」(ミリ秒は最大7けた,マイクロ秒は3けた)の形式で出力します。

ディスクリプタ不足

Descriptor shortage

n....n

ディスクリプタ不足によるコネクション確立失敗回数

EAGAIN

EAGAIN

n....n

送信時のEAGAIN発生回数

スレッドID

Thread ID

n....n

スレッドID(10けた以内の10進数)

累積データ通番

Data number

0xnnnnnnnnnnnnnnnn

反映処理をするUJの累積データ通番(16けたの16進数)

最終累積データ通番

Last data number

0xnnnnnnnnnnnnnnnn

反映処理をするUJと同一トランザクションで書き込んだ最終累積データ通番

トランザクション種別が'BS'の場合は,PJ管理表更新時に反映処理が終了した最終累積データ通番(16けたの16進数)

順序番号

Sequence number

n....n

反映処理をするUJの同一トランザクション内のUJ取得番号(10けた以内の10進数)

編集UOC実行時間

Edit UOC time

n....n.nnn

トランザクション種別が'MN'の場合は,データ連携支援の編集UOC/反映UOCの実行時間。

トランザクション種別が'BS'の場合は,データ連携支援の開始終了UOCの実行時間。

「ミリ秒.マイクロ秒」(ミリ秒は最大7けた,マイクロ秒は3けた)の形式で出力します。

反映先指定UOC実行時間

Select UOC time

n....n.nnn

反映先指定UOCの実行時間

同一トランザクションで取得したUJの反映処理をしたTASKTMには,同じ値が出力されます。

「ミリ秒.マイクロ秒」(ミリ秒は最大7けた,マイクロ秒は3けた)の形式で出力します。

UJ抽出時刻

Extract time

yyyy/mm/dd hh:mm:ss nnn.nnn

履歴情報表からUJを抽出し,データ連携スレッドで1トランザクション分のUJを取得した日時

「年/月/日△時:分:秒△ミリ秒.マイクロ秒」の形式で出力します。

反映処理開始時刻

Reflect start time

yyyy/mm/dd hh:mm:ss nnn.nnn

トランザクションごとの反映処理を開始した時刻

同一トランザクションで取得したUJの反映処理をしたTASKTMには,同じ値が出力されます。

ただし,EEFDPARMパラメタのCONTROL文のINTRVALオペランドで指定したデータ出力監視間隔の間(INTRVALオペランドの値が60秒より小さいときは60秒)にUJの入力がない場合は,反映処理が完了しているUJの実行状態やユーザ引き継ぎ情報を,PJ管理表に更新する処理の開始時刻。

「年/月/日△時:分:秒△ミリ秒.マイクロ秒」の形式で出力します。

反映処理終了時刻

Reflect end time

yyyy/mm/dd hh:mm:ss nnn.nnn

トランザクションごとの反映処理を終了した時刻

同一トランザクションで取得したUJの反映処理のうち,最後に終了した反映処理のTASKTMに出力されます。

ただし,EEFDPARMパラメタのCONTROL文のINTRVALオペランドで指定したデータ出力監視間隔の間(INTRVALオペランドの値が60秒より小さいときは60秒)にUJの入力がない場合は,反映処理が完了しているUJの実行状態やユーザ引き継ぎ情報を,PJ管理表に更新する処理の終了時刻。

「年/月/日△時:分:秒△ミリ秒.マイクロ秒」の形式で出力します。

PJ管理表更新SQL実行回数

PJ_man_SQL count

n....n

PJ管理表更新時に実行したSQL実行回数とCOMMIT実行回数を足した回数(10けた以内の10進数)

PJ管理表更新SQL実行時間

PJ_man_SQL execution time

n....n.nnn

PJ管理表更新時に実行したSQL時間とCOMMIT時間を足した時間

「ミリ秒.マイクロ秒」(ミリ秒は最大7けた,マイクロ秒は3けた)の形式で出力します。

反映トラン数

Reflect num

n....n

PJ管理表更新時に反映処理が終了したUJ取得トランザクション数(5けた以内の10進数)

反映先指定UOC_SQL実行時間

Select UOC_SQL time

n....n.nnn

反映先指定UOCで実行したSQL実行時間

「ミリ秒.マイクロ秒」(ミリ秒は最大7けた,マイクロ秒は3けた)の形式で出力します。

データ入力時間

Data input time

n....n.nnn

データ抽出にかかった時間

UAP履歴情報からUJを入力して,データ連携スレッドにUJを渡すまでの時間。入力済みのUAP履歴情報がある場合は入力済みのUJを渡すまでの時間。

「ミリ秒.マイクロ秒」(ミリ秒は最大7けた,マイクロ秒は3けた)の形式で出力します。

グループ管理表_SQL実行時間

Group_table_SQL time

n....n.nnn

グループ管理表,または履歴情報表からUJ以外の情報を抽出したときのSQL実行時間

「ミリ秒.マイクロ秒」(ミリ秒は最大7けた,マイクロ秒は3けた)の形式で出力します。

履歴情報_SQL実行時間

Log_table_SQL time

n....n.nnn

履歴情報表からUJを抽出したときのSQL実行時間

「ミリ秒.マイクロ秒」(ミリ秒は最大7けた,マイクロ秒は3けた)の形式で出力します。