30.3.5 eesvctl
- 機能
-
指定された対象のサービスおよびトランザクションレベルを引き出し禁止状態にします。または指定された対象のサービスおよびトランザクションレベルの引き出し禁止状態を解除します。
- 形式
eesvctl -g サービスグループ名 [-o 対象サービスグループ名 [-n ノード識別子[:ノード識別子…]]] {-s|-r} {-v{all|サービス名[:サービス名…]} | -l {all|トランザクションレベル名[:トランザクションレベル名…]}} [-t 静止化完了までの監視時間]
オプション
- -g サービスグループ名 〜〈1〜31文字の識別子〉
-
コマンドを実行するサーバのサービスグループ名を指定します。
- -o 対象サービスグループ名 〜〈1〜31文字の識別子〉
-
他ノードで実行する場合の対象サービスグループ名を指定します。
本オプションを省略した場合,または「-g」で指定したサービスグループ名と同一の場合,自ノードで処理を実行します。本コマンドを他ノードで実行する場合は,RPC関連定義のrpc_nowait_cntに相手側ノードの数より大きな値を設定してください。
- -n ノード識別子 〜〈4文字の識別子〉
-
他ノードでのトランザクションの静止化および静止化解除の対象とするサーバをTP1/SBのノード識別子で指定します。
ノード識別子は512個まで指定できます。
-nを省略した場合はコマンド実行時点でネームサーバに登録されているサービス情報のノード(-oで指定したサービスグループ名に該当するノードすべて)が対象となります。
本オプションは-oを指定した場合だけ指定できます。
- -s
-
トランザクションの静止化を実行する場合に指定します。
- -r
-
トランザクションの静止化解除を実行する場合に指定します。
- -v {all|サービス名} 〜〈1〜31文字の識別子〉
-
静止化対象または静止化解除対象のサービス名を指定します。「all」を指定した場合はすべてのサービスが静止化対象となります。
なお,対象サービス名は100個まで指定できます。
- -l {all|トランザクションレベル名} 〜〈1〜31文字の識別子〉
-
静止化対象または静止化解除対象のトランザクションレベル名を指定します。
「all」を指定した場合はすべてのトランザクションレベル名が対象となります。
なお,対象トランザクションレベル名は100個まで指定できます。
- -t 静止化完了までの監視時間 〜((1〜300))《10》(単位:秒)
-
トランザクションの静止化処理が完了するまでの監視時間を秒単位で指定します。監視時間内に処理が完了しない場合,エラーリターンします。
トランザクションの静止化解除実行時は-tで監視時間を指定しても無視されます。
- exitコード
-
exitコード
内容
0
正常に終了しました。
1
コマンド不正
定義不正
[11〜20]
一部失敗系(別々の要因が同時に発生した場合は,数値の小さいexitコードを設定します)
11
一部サーバの応答タイムアウト検知
12
一部サーバの静止化未完了
13
一部サーバの静止化解除未完了
14
一部サーバですでにeesvctlコマンドが実行中
15
一部サーバへのRPC送信失敗
[21〜30]
全部失敗系(自ノード失敗もここに含まれます)
21
全サーバの応答タイムアウト検知
22
全サーバの静止化未完了
23
全サーバの静止化解除未完了
24
全サーバですでにeesvctlコマンドが実行中
25
全サーバへのRPC送信失敗
99
内部矛盾
- 出力メッセージ
-
メッセージID
内容
出力先
KFSB95002-E
メモリが確保できませんでした。
標準エラー出力
KFSB95004-E
コマンド実行中にエラーが発生しました。
標準エラー出力
KFSB95005-E
コマンドの形式が不正です。
標準エラー出力
KFSB95006-E
コマンド引数が不正です。
標準エラー出力
KFSB95008-E
フラグ引数の組み合わせが不正です。
標準エラー出力
KFSB95034-I
ヘルプメッセージです。
標準出力
KFSB95035-E
トランザクションの静止化に失敗しました。
標準エラー出力
KFSB95036-E
トランザクションの静止化解除に失敗しました。
標準エラー出力
KFSB95037-I
トランザクションの静止化が完了しました。
標準出力
KFSB95038-I
トランザクションの静止化解除が完了しました。
標準出力