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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


29.3.5 TP1/FSP(全銀RC)のアプリケーション定義

機能

TP1/FSP(全銀RC)のアプリケーション定義について記述します。

形式
eemcpfunc   [-u "[ownlsg=入力セグメント判定UOCのエントリポインタ名]
                 [ownlmc=入力メッセージ編集UOCのエントリポインタ名]
                 [ownlra=出力メッセージ編集UOCのエントリポインタ名]
                 [rltrn=MCP後処理トランザクション起動サービス名]"]
            [-e "[errtrns=yes|no]"]
            [-c "[uocexc=yes|no]"]
            [-q serial|parallel]
            [-m "[msglen=normal|extend]
                 [recvpermanence=yes|no]"]]

オプション

-u

ownlsg=入力セグメント判定UOCのエントリポインタ名 〜〈1〜31文字の識別子〉

入力セグメント判定UOCのC言語関数名を指定します。TP1/FSP(全銀RC)ではee_zrc_mcp_sgを指定してください。

ownlmc=入力メッセージ編集UOCのエントリポインタ名 〜〈1〜31文字の識別子〉

入力メッセージ編集UOCのC言語関数名を指定します。TP1/FSP(全銀RC)ではee_zrc_mcp_mcを指定してください。

rltrn=MCP後処理トランザクション起動サービス名 〜〈1〜31文字の識別子〉

MCP後処理トランザクションを起動するサービス名を指定します。ここで指定するサービス名にはTP1/EEのユーザサービス関連定義のserviceオペランドで指定したサービス名を指定してください。TP1/FSP(全銀RC)ではee_zrc_mcp_rltrnを指定してください。

-e

オペランド

errtrns=yes|no 〜《yes》

メッセージ送信時に通信障害が発生した場合に送信障害トランザクションを起動するかどうかを指定します。

yes

送信障害トランザクション(ERRTRNS)を起動します。

no

送信障害トランザクション(ERRTRNS)を起動しません。通信障害が発生した場合,送信メッセージは破棄されます。

TP1/FSP(全銀RC)ではyesを指定してください。

-q serial|parallel 〜《serial》

端末キュー機能を使用して,論理端末単位のイベントをシリアルに処理するかどうかを指定します。

TP1/FSP(全銀RC)ではparallelを指定してください。

-m

オペランド

msglen=normal|extend 〜《normal》

送受信メッセージの最大サイズを拡張するかどうかを指定します。

normal

送受信メッセージの最大サイズを拡張しません。送信メッセージの最大サイズは32キロバイト,受信メッセージの最大サイズは受信バッファサイズです。

extend

送受信メッセージの最大サイズを拡張します。送受信メッセージの最大サイズは,TCP/IPプロトコルを使用する場合は8メガバイト,UDPプロトコルを使用する場合は64キロバイトになります。

TP1/FSP(全銀RC)ではnormalを指定してください

これらの定義値について規定値以外のものを設定した場合の動作は保証しません。