25.2.1 オンライン初期化処理中の障害
- 〈この項の構成〉
(1) プロセスダウンした場合
オンライン初期化処理中にプロセスダウンした場合,プロセスダウン時の状態によっては,他サーバがJIトランザクションを待ち合わせ続けて,共有情報表を使用するほかのTP1/EEがオンライン開始できない場合があります。オンライン初期化処理中にプロセスダウンした場合は,次の手順で状態を確認して対処してください。なお,コマンド名がpdから始まるコマンドは,HiRDBのコマンドです。HiRDBのコマンドの詳細は,マニュアル「HiRDB Version 9 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)」を参照してください。
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共有情報表を作成したHiRDBが稼働中かpdlsコマンドで確認します。HiRDBが稼働中でない場合,原因を調査してHiRDBを開始します。HiRDBが稼働中となったら2.の手順を実施してください。
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eeshlshを実行して,最初に起動したサーバを確認します。
最初に起動したサーバがプロセスダウンしたサーバでない場合は対処不要です。
最初に起動したサーバがプロセスダウンしたサーバで,JI起動済み状態の場合は対処不要です。
最初に起動したサーバがプロセスダウンしたサーバで,JI実行中状態の場合は,3.の手順を実施してください。
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プロセスダウンしたサーバをすぐに再起動できるか判断します。
すぐに再起動できる場合は,対処不要です。
すぐに再起動はできない場合は,4.の手順を実施してください。
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共有情報表を作成したHiRDBにプロセスダウンしたTP1/EEのトランザクションが残っていないかpdls -d trnで確認します。TP1/EEのトランザクションかどうかの判断方法は,マニュアル「OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引」を参照してください。
プロセスダウンしたTP1/EEのトランザクションが残っている場合は,5.の手順を実施してください。
プロセスダウンしたTP1/EEのトランザクションが残っていない場合は,6.の手順を実施してください。
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プロセスダウンしたTP1/EEのトランザクションを決着させます。次の方法で決着させてください。決着させたら6.の手順を実施してください。
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pdcmt,pdrbk,pdfgtコマンドを使用して独自決着(マニュアル「HiRDB Version 9 システム運用ガイド(UNIX(R)用)」を参照してください)
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eeshchghでプロセスダウンしたサーバの状態を未起動状態に変更します。JI実行中状態を未起動状態に変更することで,JIトランザクションの待ち合わせをしているどれかのサーバが,最初に起動したサーバとなりJIトランザクションを起動します。
(2) KFSB45671-Wが出力された場合
JI待ち合わせ時間が監視時間を超えてKFSB45671-Wが出力された場合の対処方法を次に示します。
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eeshlshを実行して,最初に起動したサーバを確認します。
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最初に起動したサーバがプロセスダウンしていないか,syslogなどで確認します。プロセスダウンしている場合は,「(1) プロセスダウンした場合」の手順で対処します。
プロセスダウンしていない場合は,最初に起動したサーバのJIトランザクションの実行状況を確認して時間が掛かっている原因を調査します。