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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


24.6 履歴情報表の再使用

満杯,または運用コマンドなどでスワップした結果,UAP履歴情報グループ内の未使用状態の履歴情報表の数が,トランザクション関連定義のtrn_aph_no_use_table_countオペランドで指定した最小数に満たないと警告メッセージ(KFSB50958-E)が出力されます。

この場合には使用済みとなった履歴情報表を未使用状態に変更し,UAP履歴情報グループ内の未使用状態の履歴情報表数を最小数確保する必要があります。未使用状態となった履歴情報表は,次回以降のスワップ時に現用として使用できます。

履歴情報表を未使用状態にする手順は次のとおりです。

TP1/EEでは未使用状態へ変更する際に,対象となる履歴情報表がアンロード済みかどうかの確認をしません。このため,状態変更する履歴情報表のデータをアンロードし保存したあとに未使用状態へ変更してください。アンロード方法については,「24.5 履歴情報表のアンロードとリロード」を参照してください。

また,環境変数EEPARM1に「00000002」を指定してTP1/EEを起動した場合はテストモードになり,履歴情報表が使用済み状態であってもスワップ時に現用として使用できます。この場合には,履歴情報表を未使用状態に変更する必要はありません。