22.5.1　ユーザコマンドの実行環境

ユーザコマンドは，TP1/EEの子プロセスとして生成して実行します。ユーザID，グループID，環境変数などはすべてTP1/EEと同じとなります。

ユーザコマンドの実行ディレクトリは，TP1/EEのカレントワーキングディレクトリ（デフォルト：$DCDIR/tmp/home/サーバ名.ID）下で実行します。ユーザコマンドがシグナルで異常終了した場合，このディレクトリ下にcoreファイルが作成され，TP1/SBで退避コアファイルディレクトリ（デフォルト：$DCDIR/spool/save）へ移動または削除されます。ユーザコマンドの調査などでcoreファイルが必要な場合は，ユーザコマンド内で別ディレクトリへ移動してください。カレントワーキングディレクトリおよび退避コアファイルディレクトリの詳細については，マニュアル「OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作」を参照してください。