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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


22.3.1 手動起動

eesvstartコマンドを「-a R」オプション指定で実行すると,TP1/EEが回復モードで起動します。トランザクション回復が終了すると自動的にTP1/EEが終了します。

TP1/EEの前回終了要因が,異常終了,強制終了,または計画停止のどれかの場合だけ手動起動できます。それ以外で手動起動を行うと,KFSB65337-Eメッセージを出力し起動失敗します。

eesvstartコマンドが終了するタイミングは,recover_endsyncオペランド設定値に依存します。

「Y」を指定している場合は,トランザクション回復完了時にコマンドが終了します。複数サーバ名を指定した場合は,TP1/EEをシリアル起動し,全TP1/EEのトランザクション回復を終了した時点でコマンドが終了します。

「N」を指定した場合は,トランザクション回復開始時にコマンドが終了します。複数サーバ名を指定した場合は,TP1/EEをパラレル起動し,全TP1/EEのトランザクション回復を開始した時点でコマンドが終了します。

図22‒2 回復モードTP1/EEの手動起動

[図データ]