20.1 機能概要
システムの大規模化に伴い,複数のTP1/EEが連携して1つの業務を実行する運用が増加しました。このようなシステムは,スケールアウトが容易な反面,業務の流れを把握しづらく,障害やボトルネックの調査が困難となります。
本機能は,業務ごとにユニークな業務IDを割り当て,連携する各TP1/EEのTASKTMに同一の業務ID,属性(業務開始/業務継続),ネスト通番(プロセスをまたがるたびにインクリメントする値),および送信元TP1/EEのノード識別子を出力します。これによって,同一業務を実行したトランザクションの関連づけが可能であり,複数サーバにまたがった業務の調査が容易となります。
UAP履歴情報取得機能を使用している場合は,UAP履歴情報の履歴情報共通インデクスに業務IDを設定します。