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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


12.2 JIトランザクション起動条件

JIトランザクションは,サーバの開始モードや他サーバの状態に関わらず起動します。

最初に起動したサーバとしてのJIトランザクションは,システム内の全サーバが正常終了した状態で正常開始した場合に起動します。稼働中,計画停止,および異常終了したサーバがある場合に正常開始/強制正常開始をしても起動しません。また,再開始時も起動しません。

それ以外の状態では,2番目以降に起動したサーバとしてJIトランザクションを起動します。

表12‒1 JIトランザクション起動種別

項番

自サーバの開始モード

自サーバのMI終了時の他サーバの状態

JI起動種別

正常終了

オンライン中

計画停止

異常終了

オンライン初期化中

MI終了前

MI終了後

正常開始※1

強制正常開始※2

1

正常開始※1

×

×

×

×

×

1.

2

3

4

5

×

×

×

×

×

1.

6

7

8

再開始

JI実行中に異常終了

1.

9

その他

10

強制正常開始※2

(凡例)

○:その状態のサーバがあります。

×:その状態のサーバがありません。

−:その状態のサーバの有無に関係しません。

1.:最初に起動したサーバ。

◎:2番目以降に起動したサーバ。

注※1

正常終了後の強制正常開始を含みます。

注※2

計画停止,異常終了後の強制正常開始です。正常終了後の強制正常開始は含みません。

3つのサーバでシステムを構成する場合の例を次に示します。

図12‒2 複数サーバの起動停止とJIトランザクションの関係

[図データ]