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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


11.5.2 タイマデータ表とTP1/EEの関係

〈この項の構成〉

(1) タイマを登録するTP1/EE

タイマを登録するTP1/EEは,定義で指定した1つのタイマデータ表に対して永続タイマを登録します。同時に複数のタイマデータ表に永続タイマを登録することはできません。

タイマデータ表作成時に,タイマを登録するTP1/EEのサービスグループ名を指定します。別のサービスグループに属するTP1/EEが同一のタイマデータ表を使用することはできません。

(2) タイマデータ表を監視するTP1/EE

タイマを監視するTP1/EEは,定義で指定したタイマデータ表,またはeetimchownコマンドで監視対象に追加したタイマデータ表を監視します。1つのTP1/EEで同時に監視可能なタイマデータ表の最大数は100とします。複数のTP1/EEが,同一のタイマデータ表を監視することはできません。

タイマ監視範囲は,オンライン開始時点から,オンライン終了時点(オンライン終了トランザクション起動前)までです。

監視対象のタイマデータ表がTP1/EE起動時にほかのTP1/EEによって監視されている場合は,起動時に当該タイマデータ表を監視しません。

自サービスグループをタイマ登録対象とするタイマデータ表を監視対象とする場合は,当該タイマデータ表を,タイマを登録するTP1/EEとしても定義しておいてください(timpermdef定義の-aオプションにentryを指定)。

定義またはeetimchownコマンドで複数のタイマデータ表を監視する場合,タイマデータ表数×2以上の値をHiRDBシステム共通定義のpd_max_access_tablesオペランドに指定してください。pd_max_access_tablesオペランドの詳細については,マニュアル「HiRDB Version 9 システム定義(UNIX(R)用)」を参照してください。