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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


10.4 トランザクションレベル方式の動作比較

ラウンドロビン方式とトランザクションレベル方式の動作比較を次の表に示します。

表10‒2 トランザクションレベル方式の動作比較

項番

項目

ラウンドロビン方式

トランザクションレベル方式

1

キュー登録単位

サービス単位

トランザクションレベル単位

2

引き出し順番

前回引き出した処理キューからラウンドロビンで検索

いちばんプライオリティの高いトランザクションレベルから順に検索

3

登録するキューの決定方法

定義で指定したサービスに登録

トランザクションレベル名判定UOCで決定

4

同時処理限界数

サービスごとに定義指定

トランザクションレベルごとに定義指定

5

予備処理スレッド

処理キューが閾値を超過したサービスを対象に引き出します

使用しません

6

トランザクション処理監視時間

サービスごとに定義指定

7

サービス自動閉塞

サービスごとに定義指定