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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


10.3 対象トランザクション

トランザクションレベル名判定UOCの対象となるトランザクションは,ユーザサービスに登録するトランザクションを対象とします。

DBキューサービストランザクションはトランザクションレベル名判定UOCを呼び出さないで,定義でDBキュー名ごとに対応するトランザクションレベル名を決定します。

システム用トランザクションについてはトランザクションレベル名判定UOCを呼び出さないで処理キュー登録します。システム用トランザクションは,プライオリティのいちばん高いトランザクションレベル名よりも優先して処理キューから引き出します。

トランザクションレベルの対象となるトランザクションと,そのトランザクションのトランザクションレベル決定方法,トランザクションレベル決定失敗時の対応を次の表に示します。

表10‒1 トランザクションレベルのトランザクション種別

項番

トランザクション種別

トランザクションレベル決定方法

トランザクションレベル決定失敗時

1

MN(サービストランザクション)

トランザクションレベル名判定UOC

ERRTRN1起動

2

MN(DBキューサービストランザクション(AP間通信))

DBキュー関連定義

3

MN(OBMオープントランザクション,OBMノーマルトランザクション,OBMクローズトランザクション)

OBM構成定義,またはOBMのトランザクションレベル名判定UOC

OBMを強制停止する

4

TM(タイマトランザクション)

トランザクションレベル名判定UOC

破棄(APIにEETIMER_NO_SERVICEでエラーリターンします)

5

RL(MCP後処理トランザクション)

MCP構成定義

6

CU(ユーザコマンドトランザクション)

トランザクションレベル名判定UOC

破棄(exitコード1でコマンドプロセスを終了します)

7

OB(OBMのバッチデータを入力するトランザクション)

OBM構成定義

(凡例)

−:該当しません