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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


8.3.5 PJ突き合わせ表のオーバフロー

容量不足でPJなしのUAP履歴情報がPJ突き合わせ表に退避できなかった場合の対処方法を説明します。

〈この項の構成〉

(1) 障害発生時のデータ抽出ユティリティの処理

KFSB52129-Eメッセージを出力してAPIはエラーリターンします。

(2) 対処方法

次の手順で対処してください。

(a) データ抽出ユティリティの終了

データ抽出ユティリティ(UAP)を終了させます。APIのエラーリターン以降,データ抽出ユティリティが提供するほかのAPIを発行しないでください。

(b) PJ突き合わせ表の拡張

PJ引き継ぎ情報作成コマンドの-xオプションで,PJ突き合わせ表を拡張します。-cオプションには,KFSB52129-Eメッセージで出力された値以上を指定します。

(c) データ抽出ユティリティの再実行

データ抽出ユティリティを再実行します。

(3) 対処後のデータ抽出ユティリティの動作

障害が発生していないPJ突き合わせ表の再開情報を基に,入力を開始します。