8.3.5 PJ突き合わせ表のオーバフロー
容量不足でPJなしのUAP履歴情報がPJ突き合わせ表に退避できなかった場合の対処方法を説明します。
(1) 障害発生時のデータ抽出ユティリティの処理
KFSB52129-Eメッセージを出力してAPIはエラーリターンします。
(2) 対処方法
次の手順で対処してください。
(a) データ抽出ユティリティの終了
データ抽出ユティリティ(UAP)を終了させます。APIのエラーリターン以降,データ抽出ユティリティが提供するほかのAPIを発行しないでください。
(b) PJ突き合わせ表の拡張
PJ引き継ぎ情報作成コマンドの-xオプションで,PJ突き合わせ表を拡張します。-cオプションには,KFSB52129-Eメッセージで出力された値以上を指定します。
(c) データ抽出ユティリティの再実行
データ抽出ユティリティを再実行します。
(3) 対処後のデータ抽出ユティリティの動作
障害が発生していないPJ突き合わせ表の再開情報を基に,入力を開始します。