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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


5.2.3 多様なバッチ業務の実現

OBMを利用したバッチ処理には,OBMでバッチデータを管理し,バッチデータを格納したデータベースから入力したデータを送信してバッチ処理をする方式と,BCSの業務プログラムでバッチデータを管理する方式の2種類から選択できます。業務に合わせてバッチデータの入力方法を選択することで,多様なバッチ業務を実現できます。

OBMでバッチデータを管理する方式を,データ型OBMと呼びます。

BCSの業務プログラムでバッチデータを管理する方式を,イベント型OBMと呼びます。

〈この項の構成〉

(1) データ型OBM

BCMがバッチデータを入力して,BCSにバッチデータを送信します。BCMでは業務プログラムを起動してバッチデータを渡します。バッチデータがなくなるまで処理を続けます。

図5‒2 データ型OBM

[図データ]

(2) イベント型OBM

BCMが,BCSにトランザクション起動要求を送信します。BCSでは業務プログラムを起動します。バッチデータは,業務プログラムが入力します。業務プログラムが終了要求を発行するまで処理を続けます。

図5‒3 イベント型OBM

[図データ]