5.2.3 多様なバッチ業務の実現
OBMを利用したバッチ処理には,OBMでバッチデータを管理し,バッチデータを格納したデータベースから入力したデータを送信してバッチ処理をする方式と,BCSの業務プログラムでバッチデータを管理する方式の2種類から選択できます。業務に合わせてバッチデータの入力方法を選択することで,多様なバッチ業務を実現できます。
OBMでバッチデータを管理する方式を,データ型OBMと呼びます。
BCSの業務プログラムでバッチデータを管理する方式を,イベント型OBMと呼びます。
- 〈この項の構成〉
(1) データ型OBM
BCMがバッチデータを入力して,BCSにバッチデータを送信します。BCMでは業務プログラムを起動してバッチデータを渡します。バッチデータがなくなるまで処理を続けます。
(2) イベント型OBM
BCMが,BCSにトランザクション起動要求を送信します。BCSでは業務プログラムを起動します。バッチデータは,業務プログラムが入力します。業務プログラムが終了要求を発行するまで処理を続けます。