4.1.1 OJ取得のオペランドの優先順位について
(1) リモートプロシジャコール(RPC),リモートAPI機能(RAP)
(a) OJ取得有無
RPC/RAPでの送信処理の場合で,OJ取得有無を設定するには,RPC関連定義のrpc_output_messageオペランドを指定します。また,サービスまたはトランザクション種別ごとにOJ取得有無を指定する場合は,service_attrオペランドの-oオプションを指定します。上記オペランドの優先順位を次の表に示します。
項番 |
rpc_output_messageオペランド指定有無 |
service_attrオペランド の-oオプション指定有無 |
OJ取得有無 |
取得先 |
---|---|---|---|---|
1 |
取得先IDに0以外を指定 |
取得先IDに0以外を指定 |
○ |
service_attrの-o |
2 |
取得先IDに0を指定 |
× |
− |
|
3 |
オペランド省略またはオプション省略 |
○ |
rpc_output_message |
|
4 |
取得先IDに0を指定 |
取得先IDに0以外を指定 |
○ |
service_attrの-o |
5 |
取得先IDに0を指定 |
× |
− |
|
6 |
オペランド省略またはオプション省略 |
× |
− |
|
7 |
オペランド省略 |
取得先IDに0以外を指定 |
○ |
service_attrの-o |
8 |
取得先IDに0を指定 |
× |
− |
|
9 |
オペランド省略またはオプション省略 |
× |
− |
(b) OJ取得時の機能拡張
RPC/RAPでOJ取得を行う場合に,OJの機能拡張を行うには,RPC関連定義のrpc_output_functionオペランドを指定します。また,サービスまたはトランザクションごとにOJの機能拡張を行う場合は,service_attrオペランドの-jオプションを指定します。上記オペランドの優先順位を次の表に示します。
本オペランドに00000001を指定した場合は,ユーザデータを出力データとして取得しません。
項番 |
rpc_output_functionオペランド指定値 |
service_attrオペランドの-jオプション指定値 |
機能拡張有無 |
---|---|---|---|
1 |
00000000以外を指定 |
00000000以外を指定 |
有 |
2 |
00000000を指定 |
無 |
|
3 |
オペランド省略またはオプション省略 |
有 |
|
4 |
00000000を指定 |
00000000以外を指定 |
有 |
5 |
00000000を指定 |
無 |
|
6 |
オペランド省略またはオプション省略 |
無 |
|
7 |
省略 |
00000000以外を指定 |
有 |
8 |
00000000を指定 |
無 |
|
9 |
オペランド省略またはオプション省略 |
無 |
(c) OJ編集UOC
ユーザサービス関連定義のuoc_funcの-oオプションでOJ編集UOCを指定しており,かつ,機能拡張オペランドで「00000001」(ユーザデータ取得なし)が指定されていない場合,OJ取得前にOJ編集UOCを呼び出します。
(2) MCP
(a) OJ取得有無
MCPでの送信処理の場合で,OJ取得有無を設定するには,アプリケーション定義のeemcpfuncオペランドの-oオプションのoutputmessageを指定します。また,サービスまたはトランザクション種別ごとにOJ取得有無を指定する場合は,service_attrオペランドの-mオプションを指定します。上記オペランドの優先順位を次の表に示します。
項番 |
eemcpfuncオペランドの-oオプションのoutputmessage指定有無 |
service_attrオペランドの-mオプション指定有無 |
OJ取得有無 |
取得先 |
---|---|---|---|---|
1 |
取得先IDに0以外を指定 |
取得先IDに0以外を指定 |
○ |
service_attrの-m |
2 |
取得先IDに0を指定 |
× |
− |
|
3 |
オペランド省略またはオプション省略 |
○ |
eemcpfuncオペランドの-o |
|
4 |
取得先IDに0を指定 |
取得先IDに0以外を指定 |
○ |
service_attrの-m |
5 |
取得先IDに0を指定 |
× |
− |
|
6 |
オペランド省略またはオプション省略 |
× |
− |
|
7 |
オペランド省略 |
取得先IDに0以外を指定 |
○ |
service_attrの-m |
8 |
取得先IDに0を指定 |
× |
− |
|
9 |
オペランド省略またはオプション省略 |
× |
− |
(b) OJ取得時の機能拡張
MCPでOJ取得を行う場合に,OJの機能拡張を行うには,アプリケーション定義のeemcpfuncオペランドの-oオプションのoutputfunctionを指定します。また,サービスまたはトランザクションごとにOJの機能拡張を行う場合は,service_attrオペランドの-pオプションを指定します。上記オペランドの優先順位を次の表に示します。
本オペランドに00000001を指定した場合は,ユーザデータを出力データとして取得しません。
項番 |
eemcpfuncオペランドの-oオプションのoutputfunction指定値 |
service_attrオペランドの-pオプション指定値 |
機能拡張 有無 |
---|---|---|---|
1 |
00000000以外を指定 |
00000000以外を指定 |
有 |
2 |
00000000を指定 |
無 |
|
3 |
オペランド省略またはオプション省略 |
有 |
|
4 |
00000000を指定 |
00000000以外を指定 |
有 |
5 |
00000000を指定 |
無 |
|
6 |
オペランド省略またはオプション省略 |
無 |
|
7 |
省略 |
00000000以外を指定 |
有 |
8 |
00000000を指定 |
無 |
|
9 |
オペランド省略またはオプション省略 |
無 |
(c) OJ編集UOC
ユーザサービス関連定義のuoc_funcの-oオプション,または,論理端末アプリケーション定義のeemcplefuncオペランドの-uオプションのownojedでOJ編集UOCを指定しており,かつ,機能拡張オペランドで「00000001」(ユーザデータ取得なし)が指定されていない場合,OJ取得前にOJ編集UOCを呼び出します。
(d) 出力メッセージ編集UOCとOJ取得ユーザデータについて
出力メッセージ編集UOCを定義している場合,OJに出力するユーザデータは,提供APIで指定した,出力メッセージ編集UOCの編集前のユーザデータとなります。OJ編集UOCを定義している場合は,出力メッセージ編集UOCの編集前のユーザデータを引数としてOJ編集UOCを呼び出します。