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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


4.1 機能概要

OJ取得有無を設定するオペランドが設定されている場合に,送信処理が行われたとき,ユーザデータをUAP履歴情報のデータ種別「OJ(出力メッセージ)」として取得します。UAP履歴情報は送信時に取得要求を行い,コミット時に有効となります。トランザクションがロールバックした場合には,当該トランザクションで取得した履歴情報はすべて無効となります。

セキュリティなどの目的によって,送信するユーザデータをそのままOJとして取得したくない場合は,OJ編集UOCによってユーザデータを変更することができます。OJ編集UOCが定義されている場合,OJ取得前に,送信ユーザデータを引数にOJ編集UOCを呼び出し,このUOCが編集したユーザデータをOJとして取得します。なお,本UOCで編集するのはOJとして取得するユーザデータであり,送信するユーザデータは変更されません。

また,OJ取得要求の結果(OJ取得要求成功/失敗)が,送信処理や送信ユーザデータに影響することはありません。

〈この節の構成〉