Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


3.21.2 機能

IJおよびOJの取得先IDを変更します。

〈この項の構成〉

(1) IJの取得先ID変更

IJの取得先ID変更要求以前に,本トランザクションでUAP履歴情報取得要求したIJに対して有効です。変更要求以降のIJ取得要求は,変更要求とは無関係に,要求の取得先IDに取得されます。

変更後の変更先IDに属するUAP履歴情報グループのバッファにすでに履歴情報があった場合,その後続にIJ情報をバッファリングするため,UAP履歴情報取得要求順序とデータ抽出ユティリティやデータ編集出力コマンドでのUAP履歴情報の取得順序とは異なります。バッファが不足した場合は,UAP履歴情報グループに途中書き込みを行います。

変更前の取得先IDに属するUAP履歴情報グループで,途中書き込みが発生していた場合,すでにIJのすべて,または,一部が履歴情報表に書き込み済みのケースがあるため,取得先ID変更要求はエラーリターンします。

(2) OJの取得先ID変更

OJの取得先ID変更要求以降に,本トランザクションでUAP履歴情報取得要求するOJに対して有効です。変更要求以前のOJ取得要求は,変更要求とは無関係に,要求時の取得先IDに取得されます。

OJの取得先IDが,変更後の取得先IDに代わります。

図3‒33 変更要求の有効範囲

[図データ]