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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


3.15 取得先ID振り分け機能

UAP履歴情報取得APIを発行する際に,取得先IDを指定することで,出力先のUAP履歴情報グループを選択できます。取得先IDを使用することで,各UAP履歴情報グループを用途別に限定した使用目的で運用することが可能となります。

取得先IDはトランザクション関連定義のtrnaphputid定義コマンドでUAP履歴情報グループ名との関連づけを行います。

取得先IDの定義例を次の表に示します。

表3‒7 取得先ID定義例

項番

取得先ID

UAP履歴情報グループ名

1

1

GRPA,GRPB

2

2

GRPB

3

3

GRPC

図3‒21 取得先ID振り分け機能の概略図

[図データ]

取得先IDに複数のUAP履歴情報グループを指定している場合の履歴情報表への書き込みの流れを次の図に示します。

図3‒22 複数の履歴情報表への書き込みの流れ

[図データ]