Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


3.12.1 UAP履歴情報を格納するバッファ

UAP履歴情報は,トランザクション関連定義のtrnaphgroup定義コマンドの-zオプション指定値のサイズで,-bオプション指定数のスレッド専用の履歴情報バッファと,-sオプション指定数のスレッド共用の履歴情報バッファを用意します。UAP履歴情報取得要求時は専用バッファから確保し,専用バッファが不足した場合は共用バッファから確保し,確保した履歴情報バッファにコピー(バッファリング)します。

履歴情報バッファの空きがなくなったとき,または格納した履歴情報バッファが32面になり,まだ格納するUAP履歴情報があるときは,SQL要求によって履歴情報表への書き込みを行い,バッファの空きを確保してから残りのUAP履歴情報をバッファリングします。

図3‒11 履歴情報バッファの使用方法

[図データ]