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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


3.8 状態管理

履歴情報表は1つのグループ管理表の下に最大1,000個まで作成でき,UAP履歴情報グループごとに履歴情報表の世代管理を行います。

TP1/EE開始時,またはスワップ時の履歴情報表の現用の割り当ては,取得用UAP履歴情報表作成コマンドで作成した順となります。

図3‒5 履歴情報表の世代管理

[図データ]

UAP履歴情報取得機能では,履歴情報表の世代を管理するために,世代番号とルート世代番号を持ちます。

世代番号は,現用決定からスワップするまでを1世代として管理します。TP1/EE開始(再開始も含む)による現用決定時に1を採番し,以降,UAP履歴情報グループを共用している全TP1/EEが終了するまでの間,スワップするごとに1加算します。

ルート世代番号は,TP1/EE開始(再開始も含む)による現用決定からUAP履歴情報グループを共有している全TP1/EEが終了する(EOF情報の書き込み)までを1世代として管理します。UAP履歴情報グループ作成後の最初の現用決定時に1を採番し,以降,TP1/EE開始による現用を決定するごとに1加算します。

図3‒6 ルート世代番号と世代番号の管理

[図データ]