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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


3.1.1 サポート範囲

本機能のサポート範囲を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 取得元UAP

UAP履歴情報取得機能を使用したTP1/EE上で動作するUAPでトランザクション処理内からだけ取得可能とします。

(2) 取得可能なトランザクション

マニュアル「OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引」を参照してください。

(3) 取得先DB

取得先として使用できるDBはHiRDBだけとします。

(4) 取得サイズ

UAP履歴情報の最大サイズは,30,000バイトとします。

ただし,出力データ(出力メッセージ情報)は,trn_aph_max_oj_sizeオペランドで,最大9,437,184バイトまで拡張できます。30,000バイトを越える出力データを取得する場合は,trn_aph_max_oj_sizeオペランドで最大サイズを指定してください。

(5) UAP履歴情報の種類と取得タイミング

UAP履歴情報取得機能でサポートする履歴情報種別と取得タイミングを次の表に示します。

各履歴情報はUAPからの要求によって取得し,コミット時に有効となります。トランザクションがロールバックした場合には,当該トランザクションで取得した履歴情報はすべて無効となります。

表3‒1 UAP履歴情報種別と取得タイミング

項番

履歴情報種別

内容

取得タイミング

1

ユーザデータ(U)

UAPで指定した任意の情報

トランザクション起動後,UAPからの取得要求時

2

入力データ(I)

入力メッセージ情報

トランザクション起動後,UAPからの取得要求時

3

出力データ(O)

出力メッセージ情報

トランザクション起動後,メッセージ送信時

注※

取得有無については「4. OJ取得機能」を参照してください。