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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


2.5.2 オプションの適用基準

レコード格納時に,SDBハンドラ機能が提供する関数に指定するオプションの適用基準を次の表に示します。

表2‒32 オプションの適用基準

項番

DB種別

ページ切り替え適用基準

PCTFREE適用基準

1

FMB

ルートレコード格納ページの排他によって,配下の子レコードのアクセスをシリアライズするため,ページ切り替えは効果がなく,ページ切り替えなしを推奨します。

ルートレコード格納ページの排他によって,配下の子レコードのアクセスをシリアライズするため,PCTFREE有効化の効果はありません。

2

DAM/

MAM/

TAM/

SAM

一連番号なし

各レコードは格納件数が1件だけであるため,ページ切り替えは効果がなく,ページ切り替えなしを推奨します。

各レコードは格納件数が1件だけであるため,PCTFREE有効化の効果はありません。

3

一連番号あり

参照だけ行う場合や他トランザクションが存在しない状態で,単独で更新処理を実行する場合などは,ページ切り替えなしを推奨します。

上記以外では,ページ切り替えを推奨します。

ページ内に格納するレコード件数に上限を付け,ページ排他の影響範囲を局所化したい場合には,PCTFREEを有効化すると便利です。