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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


2.4.10 HiRDBバージョンチェック

SDBハンドラ機能が正しく実行されることを保障するため,TP1/EE,HiRDBクライアント,およびtrnstringで指定したHiRDBサーバのバージョンチェックを行います。HiRDBクライアント,およびtrnstringで指定したHiRDBサーバのバージョンは,SDBハンドラ機能が前提としているHiRDBバージョン(リリースノートを参照)以降を使用してください。前提HiRDBバージョン未満の場合,TP1/EEの起動に失敗します。また,TP1/FSPの起動後,HiRDBサーバのHA系切り替えなどによって,HiRDBサーバが前提バージョン未満となった場合は,それ以降のSDBハンドラ機能が提供するAPIやオン中SDBデータベース定義変更はエラーとなります。

バージョンチェックでエラーとなった場合のTP1/EE動作を次に示します。

項番

チェック契機

動作

1

TP1/EE起動時

次のメッセージを出力後,プロセス異常終了。

  • KFSB64301-E(継続不可)

  • KFSB54304-E(DML失敗)

2

オン中SDBデータベース定義変更実行時

次のメッセージ出力後,eesdhchgコマンド異常終了(オン中SDBデータベース定義変更失敗)。

  • KFSB54304-E(DML失敗)

  • KFSB54306-E(オン中SDBデータベース定義変更失敗)

3

提供API実行時

次のメッセージ出力後,提供APIがエラーリターン。

  • KFSB54304-E(DML失敗)

注※

環境変数EEPARM1に「00000004」を指定した場合だけ,ログに出力します。