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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Financial Service Platform 使用の手引


2.2.1 機能一覧

SDBハンドラ機能がサポートする機能一覧を次の表に示します。

表2‒1 SDBハンドラ機能一覧

項番

分類

機能名

(括弧内は提供API名)

説明

オンライン

オフラインバッチ

1

プロセス開始

SDBデータベース情報取得

HiRDBからSDBデータベース情報(SDB名称,レコード情報など)を取得します。

2

UAP公開情報作成

UAP公開情報(SDB名称一覧やインタフェースエリアのテンプレートなど)を作成します。

3

提供API

イニシャライズ

ee_sdh_init()/

CBLEESDH('INIT')

UAP公開情報取得やインタフェースエリア初期化などを行います。

4

個別開始

ee_sdh_strt()/

CBLEESDH('STRT')

SDBデータベースアクセス情報(排他方法など)を設定し,当該トランザクションでのSDBデータベースアクセスを可能にします。

5

システム構成表示

ee_sdh_refs()/

CBLEESDH('REFS')

SDBデータベースの各種情報の取得を行います。

6

SDBデータベースアクセス

ee_sdh_accs()/

CBLEESDH('ACCS')

SDBにアクセスします。アクセス種別として次のアクセスをサポートします。

  • レコード検索

  • レコード追加

  • レコード更新

  • レコード削除

  • 複数レコードの検索

7

一括削除

ee_sdh_clar()/

CBLEESDH('CLAR')

SDBデータベース種別がDAM/MAM/TAM/SAMの場合,レコードの一括削除を行います。

8

個別終了

ee_sdh_fnsh()/

CBLEESDH('FNSH')

当該トランザクションでのSDBデータベースアクセスを不可にします。

9

障害

デッドロック

(排他待ち時間超過も含む)

SDBへのアクセス時にデッドロック(排他待ち時間超過も含む)が発生した場合の後処理を行います。

×

10

スレッドダウン

TP1/EEの既存機能に従います。

×

11

プロセスダウン

同上。

12

トランザクション

開始

インタフェースエリア解放,追加ワークメモリ解放を行います。

13

終了

追加ワークメモリ解放を行います。

14

リソース

ワークメモリ管理

データ変換などで一時的に使用するメモリの管理です。

15

アクセス方法

店群順アクセス

複数のRDエリアに分割された単一レコードのキー値の順にRDエリアを越えてアクセスします。

16

DAM順アクセス

店群順アクセスに加えて,複数レコードのキー順にアクセスします。

17

運用

オン中SDBデータベース定義変更

オンライン中にSDBデータベース定義情報を変更します。

×

(凡例)

○:対応

×:未対応

注※

UOCからAPIを発行しないでください。発行した場合はAPIがエラーとなります。